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    ウィンコーポレーション 運送委託で空いた車両活用を提案

    2014年1月5日

     
     
     

     派遣事業を展開するウィンコーポレーション(東京都品川区)の中村真一郎社長は、「運送事業者が人手不足で持て余している緑ナンバーの車両に、当社がドライバーを派遣し、運送委託として一緒に仕事を取っていくスタイルを提案していきたい」と構想を話す。
     「人がいなくて『仕事が請けられない』という事業者は多い。これに『ドライバーは当社から出すから、寝かせている車両を活用して仕事をしましょう』ということ。人がいないから車を売却するケースも出ていると聞くが、本当にもったいない」と話す。「車両にかかる費用や燃料費などをもとに人件費を厳密に出し、法的にも利益的にもOKかどうか見極めてスタートすれば問題ない。人を用意し、車を動かせば利益は出るはず。出ないのならば、その仕事は請けなければ良いだけ」と付け加える。「傭車をなかなか集められなった会社も、このスキームを使えばうまく行く。仕事がある会社はぜひ検討していただきたい」とも。


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     同社長は「荷主にも業界の現状を分かってもらいたい」と訴える。「大手では、下請け・孫請け禁止のところも増えてきているが、現状では無理がある。『2次請けまではOK』『3次でも与信をかければOK』など、実情に即した形で柔軟に対応してもらえると、このサービスにも提案の余地がある」。
     同社の強みは圧倒的なドライバー確保力だ。自社で運営する求人サイト「WinJob(ウィンジョブ)」でドライバーの囲い込みを実現し、毎月30人以上の新規ドライバー採用に成功している。現在は全国的な教習所のネットワークと提携し、免許取得費用の補助制度を実施。たとえば、中型免許所持者が大型免許を取得した場合、同社の派遣ドライバーとして12か月勤務すれば12万円を支給するというもの。普通免許から大型を取得した場合は16万円を支給するなど魅力的な特典を提供することで、広くドライバー志望者を集めている。思い切った取り組みについて同社長は、「業界全体が真似してほしい。そうしていかなければ今後、トラックドライバーは増えない」と警鐘を鳴らす。
     同社の派遣ドライバーを活用している事業者では、2か月で大型車を5台増車したケースもある。「年間でざっと7000万円の売り上げ増」とした上で、「仕事を取ってきて、運行管理と車両メンテナンスさえしっかりしてもらえれば、人の部分は当社がやる。求人コストもかからない」と説明。「会社が動き出せば経営者も元気になる。興味があれば、ぜひ声を掛けてほしい」と語る。
    ◎関連リンク→ 株式会社ウィンコーポレーション

     
     
     
     

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