日清食品ホールディングスは１０月３０日、持分法適用関連会社のフレンテが実施する第三者割当増資を引き受け、フレンテの株式を追加取得すると発表。取得後、同社が保有するフレンテ株式の議決権割合は２０.００％から新たに３３.４１％となる。
　フレンテとは２０１１年５月に業務・資本提携を開始した後、１２年８月には同社がフレンテの株式を追加取得するなど、継続的に関係の強化を図る一方、事業面でも商品開発・マーケティング分野や営業・物流分野での恊働に加え、海外事業でも合弁事業の立ち上げを行うなど、具体的な恊働関係の構築を通じたシナジーを実現してきた。

　そこで同社は、フレンテへの出資比率を高めて関係を発展的に強化し、更なるグループシナジーを追求することが菓子事業の持続的成長に資すると判断し、株式取得を実施することとした。すでに一部で着手している共同物流の適用範囲を拡大する一方、包装資材などの原材料調達の統合を進め、将来的には生産拠点配置の最適化も検討することで、より大きなコストメリットを具現化していくことを想定している。
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