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    軽貨物に殺到するドライバー

    2015年1月19日

     
     
     

     運送業界専門の行政書士・佐々木ひとみ氏(ホクレア、札幌市東区)は最近、「『ドライバーが軽貨物の募集に殺到する』といった話をよく聞くようになった」と語る。
     「軽貨物で募集をかけると求職者50人も来たケースもあると聞いたが、応募者のほとんどは大型免許を所持。会社で『一般貨物もやっているから、そっちの方でやらないか』と促しても、『大きい車はもういいです』という反応が多いらしい」と話す。
     道内全般的に「長距離を走りたくない」「夜中に走りたくない」といったドライバーが増えているようで、「とりわけ50代くらいに、この傾向が見られる」と説明。「ドライバーの気質が『日中に軽で細かく回って、そこそこの生活できるお金があればいい』という傾向になってきているとすれば、一般貨物には当然、人は集まらなくなる。今の労働者は『きっちり時間通りに終わる安全な仕事』を望むようになっている。そういう意味では、一般貨物のドライバーは一番避けられる位置にあるのかもしれない」と懸念を示す。


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     現在、道内の一般貨物のドライバーの採用で目立つ動きは「自衛隊退職者」と「建設系の派遣職」からだという。「今は自分で20万円も出して大型免許を取る人は減っているが、『会社が取得費用を出してくれるなら、応募を考える』といった要望は少なからずある。会社による費用負担や公的な助成制度などを使う方法もあるので、このように大型免許をすでに持っている人や、取得意欲のある人たちをどれだけ取り込んで育てていくかが、今後の運送事業者にとって重要になってくる」と捉えている。

     
     
     
     

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