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    サッポログループ物流 業務提携で事業規模拡大

    2014年12月25日

     
     
     

     サッポログループ唯一の物流会社として、酒類・食品・飲料の物流事業を一手に手がけるサッポログループ物流(東京都渋谷区)。サッポロ飲料とポッカの事業提携で、事業規模が拡大し、今まさに、物流の再構築が進んでいる。今後の展望を松崎栄治社長に聞いた。
     昨年3月、サッポロホールディングスの直下に「グループロジスティクス方向性検討ユニット」を組成し、全体のロジスティクスを、どのように統合し機能させていくか、具体的な方策・改善方法を検討している。
     これまでは、ビールの輸配送や倉庫作業のフレームに飲料も合わせるかたちだったがサッポロ飲料とポッカが合併したことで、飲料・食品の事業規模が大幅に拡大。ビールを主体にした従来の物流システムだけではグループ全体のシナジーを発揮させることが難しい状況となった。そのため、新たなスキームが求められている。


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     基本的に、「酒類」と「飲料・食品」の物流のスキームは異なり、卸事業者にも、「酒系」と「食系」がある。サッポロビールのビール工場は全国に5拠点。売り上げ総数の約8割は、工場から大型トラックで酒類卸に直送している。酒類卸が食品を扱う場合もあるため、ビールと同送することもあるという。
     「ビールの総需要が減り、1社単位の荷物が集まりづらくなっている」と松崎社長。加えて、卸先が大量に在庫を抱えなくなったことが背景にある。必要な分だけ発注をかけ、届いた瞬間から配送するため、大型で運ぶにも1回あたりのロットが少なくなり、積載効率が悪くなる。かといって小型のトラックで運ぶには単価が高い。この課題解消に向け、同業も含めた他酒類メーカーと協力することで積載効率も上がり、コストも抑えることができるため、共同配送を一つの物流スキームとして推進している。サッポログループ物流は一部エリアで、元請けとして他社から荷物を預かり、同一の届け先に配送している。
     一方、食品・飲料は、単一の届け先に大量ロットで配送するスキームではないため、既存の物流網を活用しつつ、効率化を図ろうと取り組んできた。そのため、食品・飲料の場合は他社製品との共同配送を活用し、複数件を積み合わせることで、1台の積載効率を高めている。こうした共配網は物流事業者が作り上げ、複数の届け先にまんべんなく届けられる。
     「酒類」「食品・飲料」という、2本柱の商品を扱う同社の物流。グループ全体でシナジーを生むためには、どの部分をどのように融合させればよいのか。「グループ全体の物流業務を、入り口から出口まで一本化し、事業会社のバリューチェーンに組み込んでいきたい」と松崎社長は語る。
     酒系、食品飲料系と分かれているかぎり、最終届け先は別にならざるを得ない。しかし、そこに至るまでの「荷役・保管」や、工場からセンターへの「拠点間転送」といった部分では一緒にできるのではないか。また、物流機能のシナジーの最大発揮のための全国の物流網の見直しも含め、グループ全体を俯瞰し構想を進めている。
     グループ内でできる作業をいかに集約し効率化を図るか―。荷主にとって、今後、物流における一つのポイントとなるかもしれない。
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    ◎関連リンク→ サッポログループ物流株式会社

     
     
     
     
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