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    竹和運輸 キャリアが生んだ信用、重量物輸送特化の効果

    2015年2月24日

     
     
     

     長年培った経験は大きな武器になる。運送会社が乱立する時代に生き残りをかけて専門輸送に特化した。気付けば、50年を超えるキャリアを積み、そのキャリアが信用となってこのほど、海外輸送の陣頭指揮を執る仕事を任された。しっかりと築いた技術が会社に大きな信用をもたらしている。
     竹和運輸(竹和繁治社長、横浜市金沢区)は昭和30年に営業ナンバーを取得した。高度経済成長とともに会社は順調に業績を上げていくが、「好景気とともに同業他社が乱立するという環境だった」と、創業者の竹和祐治会長は振り返る。「特徴のない運送会社はいずれ淘汰される」という危機感から、同社は重量物輸送という専門的な輸送に特化していく。


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     荷主の要望は、同社としては初めて取り組むことばかりだった。「本当にできるのか、やってみないと分からないという難しいことが多かった」というが、「いざ取りかかってみると、できてしまうもので、初めてでも何とかなった」という。結果的に、同社の大きな強みになっていった。
     そんな同社に昨年、大手事業者を通じて総合商社から相談が入った。水力発電開発でミャンマーに精密機械を輸送しているが、現地での陸上輸送で振動が激しく、数値が許容範囲に収まらず困っているという内容だった。さっそく竹和社長が状況を確認するため、現地に飛んだ。作業員やトラックは現地で賄うため、同社の役割はミャンマーの港に着いた精密機械を開発現場まで安全に運ぶためのマネジメントを行うというものだった。
     昨年末には、第1回の輸送が実施され、竹和社長が陣頭指揮を執った。港から現場までは約700kmの道のりで、道中では舗装されていない道路を通らなければならない。荷物は振動に弱い精密機械だ。慎重を期するため、スピードは出せない。荷物の積み下ろし方、運転の仕方など細部まで気を遣わなければならない。同社長が現地の作業員に指示を出し、輸送を遂行していく。車中泊もしながら輸送には1週間掛かった。
     輸送完了後に、荷主から連絡が入った。振動の幅が許容範囲内に収まったとの感謝の言葉だった。「資材も整っていなければ、作業員も慣れていない。大変な輸送だった」というが、結果的に荷主の要望にしっかりと応えることができた。
     同社としても、海外の仕事は今回が初めてだったが、国内で長年培った重量物輸送の経験が生き、同社のノウハウが海外でも通用することが分かった。
     ミャンマーでの水力発電事業は今後も続いていく中で、すでに次の仕事の依頼も届いているという。大手ができない仕事を、同社は見事にこなした。「信用を高め、専門輸送にさらに磨きをかけていく」とする同社は、小さくてもきらりと光る、そんな会社にみえる。

     
     
     
     
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