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    学研ロジスティクス 求められる提案力 協力会社とともに強化

    2015年1月15日

     
     
     

     これからの物流会社に求められるのは提案力――。
    提案力の強化は、一昨年8月に代表取締役に就任した、学研ロジスティクス(東京都品川区)の本田一雄社長(写真中央)のミッションでもある。グループの一子会社ではなく、一つの独立した物流会社として、より多くの顧客の要望に応えられる会社へ、改革はまだ始まったばかりだ。
     学研グループの物流部門内で培った出版物流と幼稚園・保育園への配送スキルを武器に15年前、外販事業に拡大した同社。学研の学習教材は付録がついているが、付録は本に挟み込むことが出来ないため、本の物流と同時にそれらのノウハウも自然と蓄積された。
     また、幼稚園・保育園に届けるものは、すべり台などの遊具から名札まで大小さまざま。商品を顧客のもとに確実に届けてきた長年の実績が土台となり、本田社長は「新規で外販事業をスタートさせるときも、無理なくスタートできた」という。


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     同社の所沢総合センター(埼玉県三芳町)は、総合センター、第2センターの2棟を併せて7000坪、車で15分ほど離れたところに1200坪の第3倉庫があり、隣接する新座市には2000坪の倉庫がある。延べ1万2000坪の倉庫を展開している。
     外販事業は主に新座市の倉庫で行われる。各メーカーが発注した商品が次々と納品され、同社が保管し、注文が入るとピッキング・梱包をして全国に発送する。配送は路線業者が担当する。
     取引先から聞いたニーズを営業が現場に投げる。その指示のもとに現場は発送準備を行う。「品質管理は、お客様のもとに届くまで」と営業本部営業部営業促進チームの吉池隆チームリーダー(同左)。
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     倉庫は埼玉、営業本部は東京と、離れているがゆえにコミュニケーションの場を大切にしている。「新座で月3~4回、営業チームと現場責任者との会議が行われる。所沢にも頻繁に顔を出している」と本田社長。月1回行う品質会議は、集荷ミスがどのくらい発生し、なぜ発生したのか、どうすればなくなるのか、ということを協力会社と共に考える、重要な場だ。
     昨年8月に本田社長が就任してから取り組んでいるのが提案力の強化。依然、取引先からのコスト削減の要望は強いというが、野崎寛営業本部長(同右)は「まずは物流改善につながるさまざまな提案をしていきたい」と話す。「ただ単に安くする時代ではなくなってきている。これからはどれだけ付加価値をつけられるかが勝負」。
     実現のためには、協力会社からの提案にも期待を寄せている。「直接、現場をやっているわけではないので、作業や配送など現場の声を拾いづらい。管理者とは打ち合わせをする場はあるが、パートの方などと定例的な打ち合わせの場は現在、設けてはいない」と野崎本部長。しかし「立ち話程度だが倉庫へ行った時に聞いてみると、なかなか良い案が出てくる」という。協力会社のなにげない一言が顧客の要望を叶える提案へと生まれ変わる。本田社長も「そうやって、双方の間に入って物流をプロデュースする。これこそが我々の役割」と言葉に力をこめた。
     今後の展望について本田社長は、「〝GLG〟というブランドのさらなる訴求」を掲げた。「たとえ学研の文字が隠れていても、認められるような物流会社を目指したい。そのためには提案力の強化はさることながら、学研の精神を後進へ継承し、学研社員としての知見を蓄えていくことが必要だ」と説明する。「これまで培ってきたノウハウと豊富な経験をどう活用していくか、腕の見せ所」と話す。
    ◎関連リンク→ 株式会社学研ロジスティクス

     
     
     
     
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