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    井ノ瀬運送 井ノ瀬社長「がむしゃらな中の出会い」(上)

    2015年6月18日

     
     
     

     埼玉県熊谷市を拠点に食品配送を手掛ける井ノ瀬運送(井ノ瀬喜一社長)。戦後の復興期に牛乳の集荷でスタートした同社は、紆余曲折を経ながらも着実に事業拡大を進め、今では保有車両200台、年商35億円を超える規模に成長した。会社が成長するきっかけやこれまでの歩みを、同社を率いてきた井ノ瀬社長にスポットを当てながら軌跡をたどった。
     同社の原点は、戦後復興期の昭和37年に井ノ瀬社長の父親で先代の井ノ瀬広哉氏が、オート3輪3台で始めた牛乳の集荷に遡る。当時、熊谷周辺は酪農が盛んで酪農家が点在していた。同社は酪農家を回って牛乳を集め、工場へと運ぶ仕事に従事していた。「牛は休んでくれない」と、創業当時から、24時間365日稼働が当たり前だった。しかし、同40年代にかけて酪農が下火になり、酪農家が減少していく。同社もそれまでの原料の輸送から徐々に製品配送へとシフトしていった。同社長が22歳で入社したのは、そんな転換期の頃だった。


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     元軍人の父のもとで2代目として働きだした同社長だが、当初は仕事に本気で向き合うことはなかった。先代も商売人ではなかったため、入社してから15年に渡り、保有車両数は20台弱で推移していた。
     そんな同社長に転機が訪れる。異業種の経営者らが集まる会で、後に親友となる1人の経営者と出会った。ドラッグストアを展開する経営者と意気投合した同社長は、その後、違う業種でありながらその経営者と切磋琢磨しながら競い合った。35歳、すでに2人の子どもの父親となっていた。
     親友と出会う前の自分を振り返り、「人生の前半は負け。自分は仕事も何もかも中途半端だった」と猛省した。「一人の父親として、『親父はこう生きた』と背中で示せるようになろうと決めた」という同社長は、全責任を負い会社運営にあたる。まさにがむしゃらという言葉がぴったりあてはまった。
     ちょうどその頃、親友の紹介でスーパーマーケットを展開する経営者に出会い、話をするうちに一緒に仕事をしようということになった。センター運営と配送を引き受け、7店舗、8店舗と増えていくスーパーマーケットの物流を同社が支えていった。現在、その荷主は1部上場を果たし、90店舗まで成長している。このスーパーマーケットの経営者に出会い、そしてその物流を受託できたことが同社成長の礎ともなった。
    ◎関連リンク→ 株式会社井ノ瀬運送

     
     
     
     
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