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    もらい事故の処理 保険会社の対応長引く

    2015年5月27日

     
     
     

     大阪府で食用油の配送を手がけている運送事業者では、同社車両が右折時の信号待ちの際、軽自動車が運転席側のサイドバンパーに突っ込んでくるもらい事故に遭った。
     幸い車両保険に入っていたため、「後は事故を起こした当事者に保険会社から請求が行く」だけとし、「車両保険に入っていて良かった。車両が動いたことで、荷主にもあまり迷惑がかからなかったのでほっとした」と話す。
     長距離から地場輸送まで手がけている門真市の運送会社は、主要幹線道路の合流車線で、トラックの左後方から合流してきた乗用車に追突されたという。


     事故を起こした当事者は自分の不注意による事故と認め、同社は安心していたが、保険会社からの電話で「そちらの保険も使用してもらえればスムーズに処理できる」「事故を起こした当事者の見解と保険会社の見解は違う」と言われたことで、現在も話が進まず、もめているという。
     また、食品輸送を手がける運送会社では、車両が3車線の高速道路の中央車線を走行中に軽自動車に追突された。そして、加害者側の保険会社の担当者に「過失割合が6対4になる」と言われた。同社社長は走行中に起こった事故で過失割合が発生することは理解していたが、納得のいく答えではなかったという。そのため、「バックカメラと連動して搭載していたドラレコに証拠が残っていることを伝え、画像を提出して過失割合を9対1にすることができた」という。
     昨今の傾向を見る限り、保険会社の事故に対する対応が細かくなり、長引くケースが増えているように感じる。もらい事故の事後処理をスムーズに終わらせるためにも、ドラレコなどの機器を搭載して証拠を残しておくことも大切な時代になってきたのかもしれない。

     
     
     
     

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