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物流ニュース
ビール3社 小型車配送共同化に合意
2015年4月25日
アサヒビール、キリンビール、サッポロビールは4月22日、東京都の一部エリアで小型車配送の共同化を行うことで合意したと発表。物流部門での環境負荷の低減および3社の一層の業務効率化を目指す。
通常は工場から10トン車以上の大型トラックで卸店に配送を行っているが、一部地域では2~4トン車の小型トラックで配送している形態がある。今回の共同化では、2011年8月から、すでに相互活用を進めているアサヒビールとキリンビールの拠点に加え、新たにサッポロビールの拠点を相互活用拠点として位置づけ、東京都の一部小売店に対し、順次共同配送を開始。 まず、6月16日から足立・台東・墨田・荒川・文京・葛飾の都内6区で開始し、2次展開として秋頃から都内の他エリアにも順次拡大していく。この取り組みにより、配送距離の短縮・積載率の向上が実現するとともに、3社合計で年間のCO2排出量を約137トン(従来比で約18%)削減可能と試算する。
3社は、市場では競合として公正な競争を展開する一方で、環境問題に対しては物流の共同展開を行うなど、「競争と協調」の視点から、既存の枠組みを超えた協力体制を構築し、さらなる持続可能な社会への貢献を目指す。この記事へのコメント
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