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物流ニュース
ドライバー未経験者を雇用して「育てる」 従業員全員でサポート
2015年7月22日
大阪市で2トン箱車と4トンウイング車をメーンに店舗配送を手がける運送事業者は、ドライバー未経験者や中型免許を取得していない人材、女性ドライバーなどを積極的に採用している。
ハローワークや求人誌などを積極的に活用して求人募集をしている同社は、「未経験者でも女性でも全員面接をしている」という。そして現在、未経験者で中型免許を取得していない人材を雇用し、社員教育に注力している。
同社の仕事内容は店舗配送や仕分け作業などで、運転以外でも人材が必要な仕事が多い。基本は横乗りを実施しているが、現在は仕事を早めに切り上げ、中型免許を取得させている最中だという。同ドライバーは20代で、仕事に対しての姿勢もよく、向上心や吸収力もあるため、将来を期待して免許取得費用は同社が負担している。
同社社長は「若手がなかなか面接に来ることがない中で、せっかく当社を選んできてくれた人材。会社としてもできるだけのことをして成長させてあげたい。辞めてしまうケースも考えられるが、そんなことを考えていては若手の雇用ができなくなってしまう」と話す。
また、同社の従業員はベテランドライバーが多く、新人のドライバーを息子のように可愛がり、「仕事を楽しくできているどうかが、辞めずに続けられる要因」と感じている。
さらに、「全員で若手をカバーすることで、より結束力が生まれた」とし、これからも未経験者や女性を積極的に雇用し、人材不足で悩まない会社にしていきたいと考えている。
「昔は会社が人を選ぶ時代だったが、今はそんなことを言っている場合ではない。雰囲気や態度などは面接時にある程度、見極めなければいけないが、良い人材だと思えば雇用して教育しながら、ドライバーとしてだけではなく、社会人としても成長させてあげたい」と思いを話す。この記事へのコメント
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