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    若年者雇用 苦労する事業者、しない事業者

    2015年7月27日

     
     
     

     ドライバーの平均年齢が40歳を超えると言われる運送業界。若年層ドライバーの確保が課題とされている。
     食品をメーンに扱う三重県四日市市の社長は「世代が代わった。稼ぐだけ稼ぐのではなく、自分のペースで働けるところに行きたがる。会社のペースでは嫌がる」と働き方が変わりつつあると話す。「バブル以降は特に顕著。節約志向が身についているからかもしれない。時代に即した事業をやる以上、ドライバーの要望を反映させていく。今の時代に合わせた仕事をやっていかなければ生き残れない」と話す。
     倉庫業と加工業を営む岐阜市の社長も「募集しているが、まず来ない。3Kのイメージが払拭できなければ難しいのでは」という。


     その一方で、遊戯機器を専門に扱う愛知県日進市の運送会社は、運ぶモノの特性上、荷待ち時間があり実働時間が夜に偏るなど楽ではないと思われがちだが、定着率もよく若年層からベテランまで幅広い年齢層が働いている。同社社長は、「渋滞などのトラブルに対応できるよう事前の行動を心がけてもらっている。待ち時間などを嫌がるような若い人は勤まらないだろう」と話す。若年層を発掘していく難しさについて「無理な経営をしない。事業拡大で無理をすることで新たに雇わなければならない。ドライバーが少なくても、組合などで対応すればいい」と話す。
     食品輸送がメーンの林運送(名古屋市中川区)の林市衛社長は「無理をして若い人を採ろうとは考えてない」と話す。雇用条件も考えたうえで「若い人よりも、ある程度の経験があり、30代半ばぐらいで家庭を持っている人に魅力を感じる。30代半ばなら定年まで十分に働いてもらうことが可能」と話す社長。また、「トラックドライバーは免許を取らせたら終わりというわけではない。未経験者の雇用はコスト面も厳しい」と話す。

     
     
     
     

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