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物流ニュース
その呼び方に違和感 「トラガール」の今
2025年10月3日
「トラガールという呼び方に抵抗がある」と口にするのは、中国地方のある女性経営者。「特に行政や業界団体が行うPRの場で使われることが多いが、現場で自らトラガールと呼ばれたいという人は見たことがない」と話す。
確かに、本紙の「躍進する女性陣」の取材をはじめ、業界の女性と話す機会が多々あるが、「トラガールに憧れて」とか「トラガールと呼んでほしい」などという声は一度も聞いたことがない。
むしろ「ポスターやロゴマークに、ピンク色が使われることが多い。女性と言えばピンクというのは時代錯誤」(20代ドライバー)、「なぜ男性ドライバーを『トラボーイ』って呼ばないの?」(30代管理職)、「いい年してガールなんて恥ずかしい」(60代経営者)と、記者の経験では否定寄りの意見が多いのだ。

そもそも、トラガールという呼称はいつできたのか。2014年に国が運送、物流業界で女性が活躍できる環境を整える取り組み「トラガール促進プロジェクト」を始め、専用サイトを立ち上げている。
全ト協がまとめたデータによると、同年の道路貨物運送業における女性の従業者数は33万人、運転従事者は2万人で全ドライバーのわずか2%だった。23年には従業者数は41万人と増加するも、運転従事者は3万人(同3%)で、10年間で変化が見られない状況だ。
トラガールのように、女性に焦点を当てた呼び方のメリットとして考えられるのは、業界イメージの向上だろうか。普段、業界と接点がない人に持たれる昔ながらの荒っぽい、怖いイメージの払拭につながるようにも思える。また、女性が働きやすい会社は設備や制度が整い、年齢性別問わず、さまざまな人が働きやすい職場と言え、女性の活躍がその企業イメージを高めることが推察できる。
しかし、先のデータを見ると全運転従事者数は83万人(14年)から88万人(23年)と微増。先述の通り女性の従事者数がほとんど変わっていないことを加味すると、トラガールキャンペーンの影響はごく限定的だったと言わざるを得ないのではないか。
トラガールという呼称に違和感がある層がどのくらいの規模かは計りかねるが、「女性だけ特別視されているようで不公平。こちらは求めていない」(40代ドライバー)という声もある。多様性が重視される時代。トラガールと呼ぶことと並んで、女性と一括りにすることに違和感を持つ人もいることも尊重したい。
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トラック野郎でいいんだよ。
勝手に「姫ドラ」って呼んでる。
姫トラじゃダメなの?トラガールなんて初めて聞いた。
トラガール、べつにいいじゃん。
文句言っているのは、某ツイフェミのエセトラガールだけだろ。
そうやって持ち上げるから仕事も出来ないのに勘違いする女性ドライバーが出てくるんだよ
そりゃまぁ
トラックオバタリアンとか名前付けたら
責任者がバツが悪いからって事で、
責任者権限発令して、
皆でババアをガールと呼んで煽てるようにルールを整備して
気持ち悪い呼称が跋扈した結果、
こんなニュースになってるに過ぎないからなw
まぁさすがに「こんなもんアホだわw」としか言えんw
できるコメントが他にないぞw
私は男性と同じようにバラでも言われたら喜んでやりますよ。それが仕事ですから。配車に文句言ったことありません
で、何が言いたいの?普通ですけど
ガールって年齢じゃないしな(笑)
でもって行く先々でオネーチャンと呼ばれる
オネーチャンって年齢でもないんだよな
孫いる友人もいるお年頃でしてよ
だいたいが男性ドライバーに負けじと頑張ってる感じなので、トラガール言われてチヤホヤされてる勘違い女性は、まず仕事出来ないのが多いと思ってる
ならおまえらのことはトラボーイって呼ばせてもらうわ
よっ、トラボーイ
ぐえー、それはやめてくれー。たしかに恥ずかしい。気持ちが良く分かりました。
古くはE電、現代では高輪ゲートウェイと同じ路線のダメダメセンスがトラガールを生んだ。
遠藤さくらのトラックガールは「虎」感がないだけまだましか。