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    松下運輸 男女の別ない処遇「作業をシェアする」

    2015年10月7日

     
     
     

     「昭和16年に先々代社長が『便利屋』と看板をあげた時が会社の始まり」と説明する松下運輸(坂田生子社長、東京都港区)は、4営業所に約80人のドライバーが所属している。その約1割、7人が女性ドライバーである。同社の女性ドライバー雇用の歴史は古く、「昭和の初め頃からドライバーとして働きたいという女性がいた。女性ドライバーが全くいなかった時もあるが、当社の女性ドライバー在籍の時代は長い」と話す。
     坂田社長は「取り扱う荷物自体があまり重くなく、重くても一つがせいぜい20キロ程度。ただ、ドライバーの仕事は、配送から戻ってきてから翌日用の荷積みなどもあり、労働時間は長くなりがち。家族持ちの場合は庫内作業を別の人にお願いするなど、各営業所長も働きやすいよう配慮している」という。
     女性ドライバーからの要望は「大多数はトイレの男女別化。しかし荷主のフィールドだと対応をお願いするのは難しい」と述べるが、「その代わり、ユニフォームはすぐに替えた」と説明。以前は黄色のポロシャツを支給していたが、女性たちからの「明るい色は透けやすい」という声を聞き、すぐに紺色に変えたという。


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     「男性と同じ働きをすれば、同じ給料が出るドライバーに就きたいという女性には頑張り屋さんが多く、女性だからという特別扱いを嫌う。会社としても基本的には男女の別のない処遇を心掛けているが、実際には女性の立場上、改善してあげた方が働きやすいということもある。それに対しては出来るだけ対応していく」
     同社には40歳代で入社し、60歳の定年を迎えた現在も、継続雇用で働く女性ドライバーがいる。その社員を見て「私も働きたい」と入社した女性もいる。必要に応じて全女性ドライバーを集め、意見を聞く場を設けている坂田社長。「一人でやっていた仕事をシェアして組み合わせることで、女性も働きやすくなり、業界としても労働力確保になる。今後も女性ドライバーを増やしていく予定」と語る。

     
     
     
     
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