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    阪南倉庫 堀畑専務 「正確な在庫管理で顧客満足向上」

    2015年9月30日

     
     
     

     「倉庫業について深く話し合いたい」。阪南倉庫(大阪府堺市)の堀畑浩重専務は、そのように第一声を発した。同社は大正3年、大阪・堺では初の営業倉庫として創業。以来、「信義、誠実、共栄」を経営理念とし、倉庫業をメーンに様々な物流サービスを展開する。長い歴史があるからこそ、倉庫業について深く考え、本質を知り、それを生かして新しいことに取り組んでいるという。堀畑専務が倉庫業について語った。
     「会社にとって在庫を正しく把握することは、事業経営の要となる。リアルタイムで、きちんと把握することで、適正在庫に近付けることができる」と同専務。徹底した在庫管理こそ倉庫業の根幹であると語り、倉庫業の歴史について話す。
     「近代的な倉庫業の始まりは明治以降。倉庫会社が流通している米などの物資を帳面で管理し、それを有価証券化する倉荷証券が起源と言える。正確な在庫管理こそが倉庫会社の基本である」。リアルタイムでの正確な在庫管理を実現することで、顧客の経営に協力する形づくりが何よりも重要と考える。


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     「営業の強い会社は、足りないと困るからと在庫を持ちたがるが、そうなるとキャッシュが減ってしまう。資産が同じでも在庫は売れないとお金にならない」と指摘。「取引させて頂いている会社で、同じ売り上げで在庫が以前の5分の1になった。その分、キャッシュが増えたので、新しいことにチャレンジできるきっかけになったと、今はすごく喜んで頂いている」と、徹底した在庫管理と顧客との対話で実現したという。
     「当社は主要な取引先様とは、月に1回は打ち合わせを行っている。内容は、日々の業務改善や物流品質向上、お客様への要望、さらに顧客の新規企画の物流面でのサポートなど多岐に及ぶ。例えば、『新規に取り扱う荷物で、こういうのを考えているんだけど』という相談に、梱包の形態や輸送の経路など、『こういう風に変えたほうが合理的になるのではありませんか?』とお答えしたり、また、誤出荷が見つかれば、その原因や対策を徹底的に話したりしている」
     倉庫業の根幹である在庫管理は、高い品質意識に支えられているという。100万分の1以下の誤出荷率を誇り、顧客の信頼も厚い。創業当時から変わらず、顧客満足の向上を目指し、「お客様がしてほしいことをただするのではなく、お客様にとってベストとは何かをプロとして模索している。ぶつかり合っても、お客様からの要望が部分最適であるなら、やめた方がいいと伝えるときもある。そのような話し合いが結果的に喜ばれ、そういう姿勢を一貫して通すことで信頼感も髙くなる」という。
     現在、100社以上の顧客と取引しており、倉庫の総面積は約2万坪で順調に稼働している。様々な業種、業界と取引があるが、「ある業界で常識になっていることが、別の業界では知られていない」ということがあるといい、そういうものをパッケージ化して横展開することで、新しい提案として喜ばれるそうだ。「企業は、変化や成長がないと、どんどん沈んでしまう。お客様に満足していただけるサービスを、いかに作り続けることができるか」と力強く語る。
     従業員に対しては、通関士の取得を目指し講師を招いての研修を定期的に開いたり、倉庫主任管理者の講習や様々なセミナーなどに積極的に参加。慰安旅行や運動会、忘年会などの社内行事も充実し、倉庫見学や研修を積極的に行うなど、チームワークの向上と業務のレベルアップに努める。
     同専務は、倉青協には2003年3月に入会した。企業交流、運営など数々の委員長を歴任し、前任の副会長から、今期はIT委員長に就任した。「色んなタイプの人がおり、勉強になるし刺激にもなる。仲間と仕事で協力することもあり、お客様にも喜ばれている」と充実した活動を送っている。
     「これまで、大阪で営業をかけていると、関東の営業の話が出たときに手を離すしかなかったが、倉青協は全国どこでも仲間がいる。今回もダイワコーポレーション(東京都品川区)の曽根和光社長と協力し、新しい拠点を立ち上げ、関西・関東両拠点を再編したいというお客様にも対応できた」。また、「現会長である白石倉庫(宮城県白石市)の太宰榮一社長の掲げたスローガン『SOKO goes on!!~Talk About SOKO, More Deeply!!~』を実現すべく、これからも積極的に従業員共々参加し、深く倉庫業について話し合う機会を増やしていきたい」。
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     今後の課題として、「社歴が長いので幅広い世代が働いているが、中間層以下の世代が、倉庫を設計から携わったコトがない」とし、「上の世代は経験があるが、引き継ぎをしておきたいので、できるだけ早く、将来に向けた新しい倉庫を建てようかと考えている」と目を輝かせる。
    ◎関連リンク→ 阪南倉庫株式会社

     
     
     
     
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