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    運輸労連・難波淳介中央執行委員長 「輸送は人が届けている」

    2015年8月9日

     
     
     

     「モノが届くのが当たり前になり過ぎている」と話すのは、全日本運輸産業労働組合連合会(東京都千代田区)の中央執行委員長に就任した難波淳介氏。7月2、3の両日、三重県で開かれた定期大会で山浦正生氏から引き継いだ。
     2015〜2016年度の運動方針として、賃金・労働条件改善の取り組みでは、賃金や長時間労働などの条件を改善し、他産業との格差を解決していく。政策・制度に関する取り組みでは、燃料価格やSA・PAの駐車場環境を改善。組織の拡大・強化では沖縄県連の立ち上げ、企業組織再編に関する研究会の報告などを「3本柱としてやっていく」と述べている。
     難波委員長は「受け取る側の利便性を高めたり、サービスの質の向上は今後も必要だが、サービスは無料ではない。モノが届くことが〝当たり前〟になり過ぎているため、宅配の再配達を重ねることも意識しないのではないか。輸送は〝人が届けている〟ということ、物流の素晴らしさをアピールするなど、〝伝える力〟をつけたい」という。さらに「今年から始まった協議会には大変期待している。適正運賃についても、多重構造の業界の中で、どの部分での料金なのかという疑問があり、荷主と元請けとの料金が適正ならば、元請けは下請けに適正な支払いをしているのかと業界内の問題になってしまう。まずは4年間かけて課題を検証していく」と語る。


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     日通の社員として物流業界に入った難波氏は、順番で回ってくる組合の仕事を入社2年目に経験。会社では営業事務の業務に10年間携わったのち、専従でやってみないかと言われ、組合への道に進んだ。「20年ほど前、営業事務で係長手前くらいのポジションだった。非組合員のマネジャークラスが5〜6人、組合員15〜16人、現場60人くらいの職場で、その頃は非組合員は夏休みを取るという状況は当たり前ではなかった。営業は顧客担当別だったので、何か問い合わせがあった時、担当者しか対応ができなかったせいもある。そこで各人の仕事の現状を書いて引き継ぎ、非組合員も1週間ずつ夏休みを取ることが出来た」と話す。「誰かがおかしいと思ったら、皆がおかしいと思うことであり、改善を諦めてはいけない」とし、「一度言い出したことは途中で言うことを止めると、それは解決したことになってしまうので言い続けることは必要」と述べる。
     全国を回る難波氏は多忙を極めるが、「全国各地の方と話をするだけでリフレッシュできる」と言う。また、多忙なスケジュールの合間で、わずかでも時間ができると趣味の神社・仏閣巡りをする。「学生の頃から好きで、美術館や博物館にも行く」。自宅では「料理が好きで和洋中、何でも作れるようにチャレンジ中。仕事先のスーパーで、その土地ならではの野菜などをチェックし、購入することもある。この夏休みには朝昼晩と6食続けて作った」と笑う。「食べ物も人も好き嫌いしない。色々な業界団体の先輩の皆さんにもお話を聞きながら対応していきたい」と語る。
    【プロフィール】
     1959年生まれ、1984年日本通運入社、1999年全日通労働組合東京支部書記長、2007年全日通労働組合中央書記長、2011年運輸労連中央執行委員、2013年同中央副執行委員長・全日通労働組合中央執行委員長、2015年運輸労連中央執行委員長
    ◎関連リンク→ 全日本運輸産業労働組合連合会

     
     
     
     
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