啓和運輸（川島満社長、埼玉県入間市）が提供する舞台「うんちゃん」が、９月２０日の狭山公演に１０００人を動員。同２日から５日間にわたり行われた東京公演と合わせ、２５００人の観客を集めた。
　主演に永島敏行氏を迎え、運送業界で逞しくひたむきに生きる人々の姿を描いた同作品。「業界の良さを一般の人にも伝えたい。活気を取り戻したい」そんな川島社長に共感した人々が集まり、想いを形にした。
　観客の３分の１ほどが物流関係者で占められ、同社社員も多数観劇。「こういうことあるな、と思う場面も多くあった」「感動した」と口々に話した。

　現在、すでに大阪をはじめとした各地の事業者から「地元でも上演したい」という声が寄せられているという。川島社長は、「作品にこめた思いに共感し、これを広めたいという方が居れば、どんどん利用してほしい」とし、今後、舞台上演の権利に関しては無報酬で提供していく意向を示している。

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