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    ラクスル ネット運送配送サービス「ハコベル」

    2016年2月29日

     
     
     

     印刷ECを手がけるラクスル(東京都品川区)は、運送会社の非稼働時間の有効活用を目指したネット運送・配送サービス「ハコベル(hacobell)」を開始した。松本恭攝社長に話を聞いた。
     同サービスは、荷主がパソコンやスマホアプリから配送を依頼、条件にあったドライバーを選び、予約から支払いまでをネット上で行えるというもの。運賃は車種と配送距離で算出。現状では軽車両のみだが、冷蔵、冷凍、GPS追跡をオプションで指定できる。ドライバー側には専用アプリからダイレクトに配送依頼が届き、請けるかどうかを判断。仕事が入っていない時間帯を有効活用し、稼働率を高めることができる。
     高品質な配送サービスを提供するため、利用後に荷主がドライバーを評価する仕組みを設け、優良ドライバーに仕事が集まるようにしている。現在の集荷エリアは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、福岡県。


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     運賃など諸条件が明らかなため、「ドライバーが自分で仕事を選べる」のもポイントだ。「2、3分で決まってしまうケースもある。専属のドライバーに強制的に仕事を流すのではなく、ドライバー側はやりたい仕事にだけ手を挙げれば良い。請けるかどうかを選ぶ権利はドライバー側にある」。
     昨年12月に軽車両でのサービスを開始。現在は「ラインアップを拡張中」で、1月からは2トン車両など一般貨物の取り扱いも開始した(福岡県は除く)。
     現在、登録車両は、個人事業主の軽貨物ドライバーと運送事業者合わせて首都圏で250台強。「登録台数を増やすとともに、仕事がスムーズに流れるようなオペレーションづくりに注力していきたい」と意気込む。
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     外資系の大手コンサル会社出身の同社長。印刷業界にネットを活用した集客方法を導入し、いまでは20万社を超える顧客を持つ。その多くは「従業員数100人未満の中小事業者」だという。「顧客が抱えるさまざまな課題を、ネットを用いて解決するのが当社の仕事」とし、特に小売・流通の顧客から相談が多いのが「物流にかかるコスト」だったという。「中小の荷主からすると、大手宅配会社で送れる分には良いが、チャーター系、特に『すぐに運んで欲しい』というようなオンデマンド性の高い荷物は、対応してくれる運送会社がなかなか見つからないのが現状」。
     登録ドライバーは、「個人事業主に加え、10―20台規模の運送事業者を想定している」という。登録料や月会費は無料で、一定の手数料が売り上げから控除される仕組み。現状は一律の手数料だが、「顧客からの評価など、実績に応じて変えていくことも検討している」。支払いサイトは月末締めの翌月25日払い。同社長は、「固定費はかからない。まずは登録いただければ」と運送事業者にアピールする。
     運送業界で新規事業を始める際に最も難しいのが荷主の獲得だが、同社の場合、印刷EC事業での顧客基盤がある。「ゆくゆくは印刷と運送で会員IDを統一することも考えている。メディアを通じたマーケティング活動で、知名度アップも図っていきたい」。
     松本社長は、「一般の多くの人は、運送会社というと大手しか知らないが、窓口は大手でも、実際の物流を担われているのは下請けの中小の運送会社」と指摘した上で、「下請けが荷主と直接取引できるようになれば、この形も変わっていくはず。そのための場を提供していきたい」と話す。
    ◎関連リンク→ ラクスル株式会社

     
     
     
     
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