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物流ニュース
ネクスコ東日本リテイル 「YASMOCCA」を新展開
2016年9月6日
NEXCO東日本グループのネクスコ東日本リテイル(金子準社長、東京都港区)は高速道路の商業施設やPAで「YASMOCCA(ヤスモッカ)」のブランド展開を開始した。
「今までは各SA・PAの地域特色を生かしたサービスに重点を置いてきたが、毎日のように高速道路を使うトラックドライバーにとっては、ここに行けばこれがあるという安心感や安定感も大事なのではないかと考えた。そこで、定番と言うべきメニューやサービスを基本としたベーシックエリア〝YASMOCCA〟の展開を新しく始めた。どこに行っても安心できる同じおもてなしのご提供に加えて、各エリアのご当地メニューや物産品など、その土地ならではの特徴あるサービスもご提供するという、二段構えのサービスに変更した」と説明するのは同社の北原浩取締役。
「高速道路の利用頻度が高いトラック利用者を意識しているので、YASMOCCAは、まずはPAで展開。現在は東北自動車道と東関東自動車道で各3店舗の計6店舗だが、28年度中にはSAも含めてあと9店舗増やす。29年度は32店舗、30年度にも8店舗増やす予定。車を止めて寝るだけというPAのイメージを払拭して、平日の職業ドライバーが『休もうかな』と思った時に、少しでもホッとして元気になっていただける場所にしていきたい」と話す。
食事では、焼き魚と納豆、海苔など昔ながらの日本の朝ご飯を思わせる「朝定食」は午前10時まで、肉とフライなどでボリューム感のある「パワーランチ」は同11時から午後2時まで提供。このほか、こだわりメニューとしてご当地カラーの食事や物産品も販売する。また、「まだ1か所ですが」として、東北道・安積PAでは上・下線に10分間200円のコインシャワーをそれぞれ4基(うち、各1基は女性専用)設置、24時間使用できるようにした。
9月30日までのサービスとして、指定81か所のSA・PAを対象に500円以上の食事で1ポイントもらえるポイントカードも発行。10ポイント貯めると1000円までの食事と交換できる。PA情報は無料配布の「Highway Walker」(高速道路内SA・PA配布、ネットでのダウンロードも可)で確認できる。
一昨年、事故防止を視野に入れて発売した「カフェイン緑茶」。覚醒作用が期待できるカフェイン100mgを含有し、居眠り防止の飲料として好評を得ているが、このほど、価格を170円から130円に値下げした。発売元のネクスコ東日本ロジテムでは「安全運転がさらに拡大・持続するようにとの願いを込めて、よりお求めやすい価格にした」と説明。
また、「カフェインは摂取してから効果が現れるまで15分くらいかかる。少し眠いかなと思ったら、カフェイン緑茶を飲んでから、10〜20分の仮眠を取っていただくように、お伝えしている」という。この仮眠が30分以上になると眠気のサイクルの関係でかえってボ~ッとしてしまうことがあるという。正しく理解し、上手にカフェインを摂取し、安全運転に役立ててほしいと期待する。
◎関連リンク→ NEXCO東日本この記事へのコメント
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