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    アナログとデジタル 長短を理解して生かす

    2016年11月14日

     
     
     

     クラウド活用の業務システムやIT点呼など、トラック運送業でもIT化が進む中で、手書きの勤務表や紙のタイムカード採用などアナログな部分が残る事業者は少なくない。アナログが「時代遅れ」と揶揄される部分もあるが、「人の温かみがある」として、あえてこだわっているという経営者もいる。
     大阪市の事業者では社員への給与・ボーナスは手渡しだ。「もちろん新しいツールを導入し、効率化を図ることは必要。特に年齢の高い世代が新しい機械などについていけないという理由だけで、職場の作業効率アップを阻害してはいけない。しかし、お金についてはお金のありがたみを忘れないで欲しいと手渡しにこだわっている。口座振り込みだった時に、『稼いできても家族に感謝されない』と嘆いていた社員の声をヒントにしている」と話していた。
     さらに、災害時などで停電した際に、アナログのありがたみを改めて実感するという経営者も。「災害時に電源が喪失すると、お金が引き出せなくなったりするなどデジタル社会の弱さが露呈する。何もかもデジタル化して効率を図ることは最善ではない。近年、携帯電話の登場でめっきり見なくなった公衆電話だが、大震災をきっかけに災害時に強いアナログの固定電話が見直されている。アナログとデジタルの『良いとこ取り』をするのがベストなのでは」とも。


     ビジネスにおけるコミュニケーションツールでも、メールなどのデジタルな手段ではなく、面と向かった会話、つまりアナログなコミュニケーションは現代でも重視される。「アナログには非効率な面もあるが、足繁く通って何度も会話すれば親しくなれる。デジタル時代でも、仕事は意外とアナログな理由で決まったりする」と、経験談を話す経営者もいた。
     「お礼の気持ちを手紙で伝える」「毎年、年賀状は欠かさない」など、気持ちのつながりを大切することが減った現代。アナログとデジタルそれぞれの長短を理解し、うまく使いこなすことが重要ではないだろうか。
     「運送業は『人』を媒介しなければ成立しない業種」――。あえてアナログな部分を残しつつ新しいものを受け入れ、自社にとって効果的な施策について模索していくのも一つの手だ。

     
     
     
     
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