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物流ニュース
北海道のドライバーは「働き者」 過酷な条件下で鍛えられ
2016年12月9日
「北海道のトラックドライバーは、『運ぶ』『積み下ろしをする』という個人の基本的な能力が非常に高いと感じている。ひとことで表現すれば『しっかりとした働き者』というイメージ」。札幌市白石区の事業所に勤務する50代のドライバーは10月下旬、札幌TSでの休憩中、このような言葉をもらした。
北海道〜本州間の長距離輸送をメーンに行い、北海道と本州各地を普段から走っている同氏は「北海道のドライバーは、普段から長距離を平気で走り、積み下ろしの作業も早くて丁寧というのが大きな特徴に見える。全国のドライバーを見ているが、他の地域のドライバーと比べても全く見劣りはしない。手前味噌かもしれないが、ドライバーが優秀な地域といえるのではないか」と語り、「食品を5000ケース積んでいても、慣れないドライバーなら積み下ろしに5時間以上かかることもあるが、うちらの仲間なら2時間もかからずに終わらせる。積み下ろし先でも、『北海道のドライバーはみんな働き者だよね。よくこんなに走ってきて、作業も早いね』と言われる」と話す。
その要因を聞くと「2トン・4トン車で短い距離を走るドライバーの多い地域とは異なり、大型車で長距離を運行するドライバーの割合が多いので、『よく走り、早く積み下ろす』スキルが身につくのではないか。運転でも、冬期間の峠越えなど難しい経験を重ねている。過酷な条件下で鍛えられているから優秀なドライバーが育つのではないか」と涼しい顔で答えた。この記事へのコメント
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