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    安全と快適を追求する阪神高速 ネットワークの整備推進

    2017年1月17日

     
     
     

     トラック運送事業者にとって普段、何気なく利用している高速道路だが、実は道路会社は日々、安全で快適に利用してもらえるよう様々な取り組みを施している。今回は阪神高速の渋滞対策、安全対策、そして快適性向上への取り組みについて、それぞれの担当者に話を聞いた。
     「渋滞の発生原因の約9割が、交通集中による自然発生」と説明するのは、計画部調査課の兒玉崇氏(写真右)。渋滞解消の一つとして「サグ対策」に取り組んでいるという。下り坂から上り坂にさしかかる部分を「サグ」と呼び、運転者が気付かないうちに速度が減速してしまい、後続車が連鎖的にブレーキすることで渋滞が発生する。そこで、サグの手前からコンクリート壁に水平ラインをペイントし、上り坂を走行していることを、いち早く意識することで、渋滞の原因となる自然な減速をなくそうとしている。さらに昨年6月からは、3号神戸線上りの「深江サグ」に速度回復誘導灯を設置。光の流れで速度低下の抑制を図るもので、「今は検証段階だが、効果を見ながら他のサグにも展開していきたい」と話す。


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     そのほか、ETC料金検索や渋滞地図、ライブカメラなどの情報を携帯電話で見ることのできるサービス「阪神高速はしれGo!」の提供などソフト面も充実させているが、「抜本的にはネットワークの整備が大切」と兒玉氏。「現在、大和川線と淀川左岸線の工事を進めているが、どうしても都心に御用のない車が入ってしまっているところがあるので、そういった通過交通に関しては都心部を迂回できるような環状道路で対応するなど、都心に御用のあるお客様と通過するだけのお客様とをうまく振り分けができれば、状況も変わってくると思う。ネットワークの整備を進めていきたい」と語る。
     安全対策としては、平成26年度まで「第二次アクションプログラム」を掲げて事故防止に取り組んできており、現在は同プログラムにもとづいて施策を進め、第二次を土台とした第三次を作っている最中だという。「技術も進歩しており、高度な対策を進めていくため、色々な情報を集めて、危ないところをしぼり込んで、どんな危険性があるのかを見つけて、対策に取り組んでいかなければいけない」と、保全交通部システム技術課の宇野巧氏(同中央)は説明。これまでの取り組みとして、まず手を付けたのはカーブ区間の対策だった。赤白の矢を描いたり視線誘導灯の設置、滑り止め舗装などで効果が認められ、かなりの事故削減につながった。さらに、事故が起こりやすかった本線料金所のレーン誘導について、ETC専用レーンのカラー舗装を増やし、専用レーンを、どこに置けば事故が少なくなるのかを分析した結果、事故を相当数減らすことができた。
     最近、問題視されている逆走についての対策は、「出口から間違って入ってこられる。あるいは、入り口から入ったものの、間違いだと気付いてバックで引き返すという事例が多い」ことから、出口部分の路面に大型矢印を表示し、注意を喚起する看板や高輝度矢印板も設置するなど「ぱっと見で分かるように取り組んでいる」という。
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     さらに、安全運転レベルを診断できたりトレーニングできるサイト「阪高SAFETYナビ」を開設。「われわれ道路側だけの取り組みでは限界がある。お客様への意識の底上げも並行して進めないといけない」と宇野氏は話している。
     阪神高速では、近年の交通量の増大や車両の大型化、構造物の経年劣化などにより道路の補修が喫緊の課題となっている。より走りやすい環境にするために年に1〜2回、終日通行止めによるフレッシュアップ工事を行っており、昨年11月1〜9日にかけては3号神戸線(尼崎西ー阿波座)で行われた。工事では、損傷した舗装を打ち替えたり、橋の継ぎ目部分(伸縮装置)をなくしたり(ノージョイント化)、損傷した床部分の撤去・構築を実施。保全交通部保全企画課の安東千夏氏(同左)は、「工事によるう回などでドライバーの皆さんにはご迷惑をおかけしているが、取り組みを良く知っていただき、皆さんも過積載などせずに、大事に乗っていただければ」と話している。
    ◎関連リンク→ 阪神高速道路株式会社

     
     
     
     
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