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物流ニュース
苫小牧港外貿コンテナ事業協組 高橋氏「アジアから直行便開拓」
2017年2月1日
苫小牧港のコンテナ取扱貨物量は全道の約75%を占めており、道内コンテナ物流の中心地となった。苫小牧国際コンテナターミナルの蔵置・シーケンスをコントロールする苫小牧港外貿コンテナ事業協組の高橋清志参事は、「50船社ほどのコンテナがあり、定期航路で週に12〜13隻のコンテナ船が入る。1か月で約50隻となり、年間で輸入が8万本、輸出が4万本、空コンテナを含めてトータルで22万本のコンテナを扱っている」と述べる。
同ターミナルには集荷と配送のため1日に500台のトレーラが出入りしており、「このうち半分は札幌近郊の貨物。苫小牧は札幌まで1時間強と距離的に近いが、札幌までより近い石狩湾新港がライバル」としている。石狩湾新港より苫小牧港での貨物の扱いが多いのは、「韓国の釜山から近いことが大きい。北海道に入るコンテナの約70%が釜山経由となっている」と説明する。
同氏は今後について、「物流の変化に対応しながら上海やシンガポールなどからの直行便も開拓していきたい。苫東地域は約1万ヘクタールにのぼる膨大な開発面積を有しており、開発や企業立地がすすめば物流にとって、より有望な拠点となりうる」としている。
◎関連リンク→ 苫小牧港外貿コンテナ事業協組この記事へのコメント
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