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    トワード 友田健治社長「2足のわらじでのスタート」(上)

    2017年3月29日

     
     
     

     昭和16年の創業から、今年で76年目を迎えるトワード(友田健治社長、佐賀県神埼郡吉野ヶ里町)。地元で材木商を営みながら、木材や炭、まきなどの配送を手掛けていたという同社は、その後、その道の第一人者でもあった1人のコンサルタントとの出会いを通じ、食品輸送における温度管理や鮮度管理の世界へ足を踏み入れた。
     斬新な発想で地元の事業者を巻き込みながら共同配送を手掛ける一方、自社としても、トラックだけでなく、センター運営も手掛けるなど、多温度物流の礎を築いてきた。平成17年には東京進出も果たし、また、情報システムの開発・販売、そして食品のリサイクル事業に参入し、経営の多角化も進めている。負債でいつ倒産してもおかしくなかった会社が、いまでは年商70億円の企業に成長した。そんな同社の先頭に立って指揮を執る友田社長は、「きちんと仕事ができる、いい会社にしたい」とし、「当面の目標である年商100億円を目指し、さらなる進化を遂げたい」と意気込みを語る。
     同社は昭和16年、三瀬貨物自動車㈲として創業する。戦時統合を経て、10年後の同26年、分離独立する形で三瀬陸運㈱が設立され、これが同社の原点ともいえる。


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     当時、同社は輸送の傍ら材木商を営んでいたが、その材木商が足を引っ張り、会社は決して順風ではなかった。「燃料やタイヤの販売会社の担当者が来ると、今までいた父親が突然姿を消した」。資金繰りで苦労する、そんな父親の背中を見て育った同社長は、事業を継ぎたいとは一度も思わなかったという。
     しかし、男3人の長男として生まれた同社長は、結局、その運命から逃げることはできなかった。大学受験に失敗し、親類宅で下宿しながら浪人生活を送っていた同社長のところに突然、父親が出向いてきた。「大学を諦めて、うちで運転者をしてくれ。そうしないと、倒産して一家離散になる」――。そう懇願する父親の姿に、長男としての責任と、自身の置かれた状況を理解したという同社長は、一晩考えた上で大学を諦め、18歳で同社への入社を決断する。
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     入社すると、すぐに運転者としてトラックに乗りながら、材木商として木の伐採にも出向いたという同社長。ドライバーと材木売りという2足のわらじをはき、ただひたすら仕事に没頭した。
     当時の同社の状況は、売り上げが年商1000万円、借金がその3倍の3000万円もあり、まさに倒産すれすれの状態だった。そのため、同社長は働けど働けど給料はもらえず、たまに小遣い程度をもらえるのがやっとで、「生活するのが精いっぱい。生活を楽しむゆとりなど持てなかった」というのが実情だった。(つづく)
    【会社概要】
    本社=佐賀県神埼郡吉野ヶ里町三津166ー13▽設立=昭和26年1月11日▽資本金=2億9500万円▽営業拠点=九州ハブ低温物流センター(吉野ヶ里町)、福岡低温センター(福岡県宇美町)、トワードセントラル(神奈川県愛川町)▽従業員=434人(パート含む)▽年商=70億2000万円(平成27年度)
    ◎関連リンク→ 株式会社トワード

     
     
     
     
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