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物流ニュース
中部地方整備局 社会実験の新車両披露、積み下ろしなど模擬作業も
2017年3月30日
中部地方整備局(塚原浩一局長)は3月17日、福山通運名古屋支店(北名古屋市)で、ダブル連結トラック実験車両の公開ならびに説明会を実施した。
当日、会場では車両の披露に加え、積み下ろしなどの模擬作業が行われた。
車両には積み下ろしの省人化を図るため、オートフロアが採用されているほか、回転半径を抑える工夫に加え、衝突回避、被害軽減ブレーキが採用されているなど、今回の社会実験のため、特別な手が加えられている。また積み地では、あらかじめ積載済みのボディーを用意し、ボディーの付け替えで積み下ろしを完了させるなど、ドライバーの拘束時間を少なくする試みも行われる予定だ。
車両は中部から関東へ、さらに関東から帰り荷を持って中部へ、といったルートが計画されている。
実験には現在6台で参加している日本梱包運輸倉庫、今回参加が決まった福山通運のほか、ヤマト運輸も2台での参加を表明しており、参加車両は全部で9台となった。また車両長21mだけでなく、25mまでの車両についても現在、民間事業者で開発に向けた検討が進められているという。
福山通運の長原永壽専務は「人手不足が深刻化しており、その中では一人当たり、より多くの荷を運んでいけるかが重要となる。車両を上手に使っていけば、十分な効果が出ると予想している。有効性が認められれば、また新たに実験車両を増やしていく可能性もある」とコメント。今後は実用性も含め、また実際の道路での走行時の安全面などを実験していく予定だ。この記事へのコメント
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