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物流ニュース
環境技術 アリソンAT搭載車を導入
2017年6月8日
青森県八戸市を中心に一般・産業廃棄物の収集・運搬・処分を手掛ける環境技術(倉成諭社長)は、アリソン社製オートマチック・トランスミッション1000・2000シリーズを搭載した日野レンジャーがベースの塵芥収集車、ダンプ、道路清掃車など4台を導入している。深刻化するドライバー不足やMT車による事故増加への対応、ドライバーの疲労軽減がねらいで、導入から2年が経過し、事故率の低減と大幅な作業効率の向上が実現しているという。
同社の林敏次業務部長は、「早朝から始まる収集では、ドライバーの安全確保と疲労軽減が重要な課題」と説明。
「路面凍結の多い地域で、ドライバーが安全かつ安心して業務に従事できるようアリソンAT搭載車を導入したが、現場からその恩恵を実感する声が多数上がってくるようになった」という。
「狭い道での煩雑なシフト操作が不要になり、廃棄場所での微速走行が格段に楽になった」とし、「車両総重量 11.8トン以下のトラックでは唯一『Pレンジ』が設定されているため、坂道で作業中の車両の後退を防止でき、作業効率が向上している」
メンテナンスの面では、「MT車はドライバーのくせや運転技術の差で部品の磨耗具合が異なり、保守点検コストに大きく影響するが、AT搭載車はドライバーの技量を問わず計画的に点検できるため計算がしやすい」と評価。「最近ではMT車の運転に慣れないドライバーが増え、彼らの技能研修にかかる期間やコストも課題だった」とし、「燃費もMTと大差なく、メンテコストの低減やドライバーの安全確保、疲労軽減といった利点は、AT車の初期投資を十分相殺している」
同社では、今後代替えするトラックには順次、アリソン製AT搭載車にする予定だという。
◎関連リンク→ 環境技術株式会社この記事へのコメント
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