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    離職率に大きな差、中堅で年収の多い運送会社では

    2017年8月22日

     
     
     

     トラックドライバーにとって、入社する・しないの判断は給与による場合が多い。「給料よりも休みが欲しい」というドライバーが増えたとも聞くが、「休みが多く、収入もいい」という運送事業者が人気となることは疑いがないだろう。今回、就職四季報(優良・中堅企業版、東洋経済新報社)から、「年収の多い運送事業者」をピックアップした。また、トラックドライバーの年収について調べた。
     就職四季報「運輸・倉庫」部門で一番年収が高かったのは、宇徳(神奈川県横浜市)の780万円。商船三井の子会社で従業員は1209人。大卒初任給は21.2万円。次いで倉庫大手の安田倉庫(東京都港区)の724万円。従業員は992人で、大卒初任給は20.7万円。
     3番手は日本郵船の連結子会社でコンテナターミナル業務がメーンというユニエツクス(同品川区)の692万円。従業員は265人で、大卒初任給は20.2万円。


     それに続いて、三菱ロジスティクス(同千代田区)の680万円、多摩運送(立川市)646万円。上位5社のうち4社で「3年後の離職率ゼロ」となっており、給与の高い会社ほど人材を確保しやすいようになっているのは間違いないようだ。
     地域別で見ると、北海道のロジネットジャパン(528万円)、富山県の伏木海陸運送(571万円)、愛知県のキムラユニティー(526万円)、大阪府のオーナミ(540万円)などが目立っている。
     また、採用予定数が最も多かったのは、サカイ引越センター(大阪府堺市)で250人(平成15年実績で400人、同16年で280人)。次いで、丸和運輸機関(埼玉県吉川市)の200人。
     当たり前だが、トラックドライバーの全員が高収入を得ているわけではない。運輸労連のドライバーアンケートによると、年収が500万円を超えるドライバーは全体の17.1%で、300万円から400万円が33.3%。401万円から500万円が27.1%となっており、200万円以下も3.3%ある。
     同アンケートでは、運送事業者の保有台数が少なければ少ないほど、ドライバーの年収が低いという結果になっている。
     また、国税庁の平成27年分民間給与実態統計調査によると、全産業平均で男性の年収が520万円、女性276万円。運輸業・郵便業では男性444万円、女性256万円となっており、男性の場合、ドライバーになるかどうかで年収に76万円の差がつくことになる。
     年収が充実している一部の運送事業者を別にすれば、求職者にとって運送業界は魅力的ではない。運送業界でも、給与が高い会社ほど離職率が低くなることを考えれば、求職者は当然の選択をしていると考えられる。トラックドライバーには平均的な給与を渡せるのは、いつの日か。

     
     
     
     
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