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物流ニュース
日本3PL協会 EC物流委が成果発表会開催
2017年6月29日
日本3PL協会(和佐見勝会長)のEC物流委員会は6月16日、都内で「2016年度EC物流委員会・成果発表会」を開催し、約90人が参加した。
協会の中で独立した委員会として活動する同委員会は、加藤進一郎専務が委員長および幹事会座長を務め、毎年、メンバーを募集し活動している。2016年度は43人が委員会に登録し、三つのワーキンググループ(WG)に分かれ、それぞれが活動し、その成果をまとめ、同日発表した。
グループ発表では、WG1は委員会から出された「求められるEC物流」のテーマに対し、「食品に特化してEC物流を始めます!」を活動テーマに定め、仮想物流会社を設定し、その会社との取引を想定して配送システムを検討。2017年度は「地域活性になる農産品のEC流通ルートの商品化」を活動目標と発表した。WG2ー1は「EC物流の課題と深耕」のテーマに対し、「①荷主取り扱いアイテムに求められる物流品質を整理し課題抽出②市場規模と提供可能な物流品質に合致したマーケット選択と訴求ポイントの整理」を研究テーマに、調査研究報告として課題の解決策と事例紹介および結論を発表。今後の課題としてIoTの導入や最新マテハンの研究をあげた。
WG2ー2は「BtoBにおけるレンタル品、シェアリングサービス品に関するEC物流化について」をテーマに、企業視察やヒアリングを実施。シェアリングエコノミー(共有経済)などシェアリングビジネスのタイプ分けなども行い、レンタル物流も含め、様々な形態や仕組みについて検討した。来期に向けては「物流プラスワン(企業付加価値)」についての研究をはじめ、テーマを広げ、利益を追求していくとした。
同委員会の下部組織「EC物流協議会」が担当する「嵩物事業化」の取り組みは独立プロジェクトとしてHPなどを使い、プロモーションチームが外部への広報活動を活性化させ、積極的に事業参加企業の募集を実施。また、2017年度の活動スケジュールを確認し、同年度の委員会参加者の登録を促した。登録締め切りは同30日。
◎関連リンク→ 日本3PL協会この記事へのコメント
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