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物流ニュース
評価認定セレモニー NTSロジが4年連続3つ星取得
2017年8月15日
東京都は7月7日、「貨物輸送評価制度」の評価認定セレモニーを開催。先月30日に決定した平成29年度の評価結果は、「3つ星」18社、「準3つ星」37社、「2つ星」70社、「準2つ星」48社、「1つ星」108社で、前年度から17社多い281社となった。
評価事業者を代表して、4年連続で3つ星を取得したNTSロジ(東久留米市)の笠原史久社長が、都の遠藤雅彦環境局長から評価証を受け取った。笠原社長は「創業して20年来、燃費向上のための様々な取り組みをしてきたが、当初はなかなか思うような成果が出なかった」と話した。7〜8年前から 毎月安全教室を開催し、燃費目標に対する結果を報告するようにしたが、「ドライバーに〝やらされている感〟が見えて、管理者としても違和感を覚えた」という。そこで笠原社長は、社会人としてどうあるべきか、トラック運送業の社会的役割を説いて回り、価値観や何のために目標達成に向けて取り組むのかということを共有することで自主的に取り組めるようになった。 「数値を0.1、0.2向上させるのにも苦労していた会社」(笠原社長)は、伸び悩んでいたのが嘘のように、どんどん改善され、燃費向上率は取り組み前と比べて1.6倍にもなった。笠原社長は「今回で3つ星評価を取得して4回目になるが、まだまだだと思っている。この評価制度において業界のリーダーシップを取っていけるような企業になりたい」と話した。
遠藤環境局長は、年々増加している評価事業者数について「非常に喜ばしいこと」とし、「皆様の日常の努力に感謝するとともに、この取り組みを周囲にPRしていただいて、来年度はもっと大きな会場でセレモニーを開催できるように参加事業者を増やしたい。ドライバーが『やってよかった』と思える制度に、都としても引き続き取り組んでいく」と述べている。
◎関連リンク→ 株式会社NTSロジこの記事へのコメント
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