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物流ニュース
イワタ輸送センターの求人活動 会社見学会で人材確保
2017年10月16日
イワタ輸送センター(天野恭子社長、静岡県袋井市)では、昨年から会社見学会を積極的に開催することで、コンスタントに人材を確保。人材確保が難しい中で、工夫をしながら成果を上げている。
これまでは広告媒体を使っての求人活動を行ってきたが、採用状況は芳しくなかった。そこで天野社長の持ち前の行動力、ホームページ(HP)やSNSを駆使した発進力で、自社で求人活動を展開するに至った。
大きな取り組みとしては、会社見学会を取り入れた点。HPやSNSなどで見学会の案内を発信し、求人応募者の希望日に合わせて実施している。主な見学会の内容は、社員のインタビューや業務スケジュール、天野社長が熱い気持ちを語りかける、採用ムービーの上映、経営理念、決算報告と今期方針、質疑応答などで、事務所やドライバー休憩室、倉庫や車庫などの社内を案内する。最後にアンケートを記入してもらい、面接希望者は面接のアポイントを取る流れとなっている。
天野社長は「本人の就職意欲の確認と、今なぜ転職を考えているのかを探る意味合いがある。弊社とのマッチングが出来そうかどうかの確認や、次回の見学会に向けての改善点なども知れる」とミスマッチ対策も行っている。
同社はハローワークとも良好な関係を構築しており、ハローワークでも会社説明会を実施。職員と求人の対策ミーティングを開いたり、求人票の効果的な書き方などのサポートも受けてきた。見学会や説明会に来た求職者に対し、Q&Aを集めた小冊子を配布し、「腰痛持ちでも可能か?」「免許はあるが実務経験がないが大丈夫か?」「休みは不定期か?」などの疑問にも丁寧に答えている。求職者本人だけではなく、支える家族にも業務を理解してもらう試みである。
天野社長は「見学会をすることでハードルが下がり、応募者が増えて採用につながっている。求人難の現状を考えると、間口は広く相手にあわせる仕組み作りが必要。求職者の共感を得て、信頼関係がないと採用はできない。家族の皆様の理解を得ることも大事」と話す。
◎関連リンク→ 株式会社イワタ輸送センターこの記事へのコメント
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