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物流ニュース
物流業の良さを発信 運送事業経営塾がイベント開催
2017年9月25日
北海道運送事業経営塾(工藤英人塾生代表)は8月30日、北広島市立西の里小学校で物流教室「はたらくくるまといっしょにあそぼう」を開き、2年生54人に対してデモンストレーションや試乗、クイズなどを行った。同市内の小学校で同イベントを開催するのは今年度3校目。
これらの活動を通じて、トラックをはじめとした「働く車」の役割や動く姿、格好よさを伝えた。
同小学校では、経営塾メンバーの丸吉運輸機工(吉谷隆昭社長、北広島市)が主導してこれまで6年間、同様のイベントを開いてきた。今回は、同塾に参加している工藤商事(工藤英人社長、夕張郡)、幸楽輸送(不動直樹社長、札幌市清田区)、萠運輸(近澤洋太社長、苫小牧市)、エフ・シー・ティー(坂尻正昭社長、北広島市)の各社が車両とスタッフを提供し、共同で運営した。
大型トレーラ、ポールトレーラ、ユニック車、4トン箱車、ショベルカーなどを校庭に持ち込み、トレーラの連結をはじめ、ユニック車やパワーゲートの動きなどを実演し、それぞれの役割を説明。また、運転者やオペレーターの体験、トレーラの運転席に試乗して校庭周回などを体験してもらった。
このほか、交通安全教室として左折巻き込みや運転席からの死角の危険性などを伝えた。
このような小学校でのイベントを継続して開いていることについて、工藤代表は「経営塾では、それぞれの社内の問題をテーマにして共に学び、成長することを目的としている。扱うテーマは短期的な問題解決から長期的ビジョン策定と多岐にわたるが、現在取り組んでいる小学校への活動は長期ビジョンの典型であり、人材不足の課題をどう解決するかの一つの糸口」とし、「我々物流業は地域に根差し、地域に認められ、地域とともに歩み続ける存在であり、地域との信頼関係が前提。地元の子供たちにこの物流業の素晴らしさや、仕事のやりがいなど、私たち地元企業自らが物流業の良さを発信する責任があると考え、今回の活動につながっている。我々は胸を張って誇れる企業でなければならないと考えており、安心して働ける就職先であるべき。子供たちの親御さんが心から安心して送り出せる企業であることが理想。この活動はいわゆる、10年後に入社してくるであろう新入社員への企業説明会という意味合いを持っている」と説明している。この記事へのコメント
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