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    スポーツドライビングジャパン 「人間力」高め事故防ぐ

    2017年12月23日

     
     
     

     スポーツドライビングジャパン(横浜市都筑区)は、事故ゼロを目指すスローガン「injured ZERO(インジャードゼロ)」のもと、ドライビングレッスンや「VVメソッド」と呼ばれる独自の教育カリキュラムを提供している。講師陣をまとめる、元レーシングドライバーでモータージャーナリストの太田哲也校長(写真左)と、隠岐麻里奈社長(同右)に話を聞いた。
     7月には、「国土交通省平成29年度事故防止対策支援推進事業」の認定事業者となった同社。隠岐社長は、「当社のような人の教育に焦点を当てるサービスは珍しいのでは」と語る。
     「VVメソッド」は、経営者の方針である「VISION(ビジョン)」に基づき、ドライバーの声「VOICE(ボイス)」を収集しながら、組織としてビジョンの実現を目指すもの。まず事業者の幹部や管理者にビジョンのヒアリングを行い、課題を洗い出す。ドライバーはこれに基づき、業務内で得た気づきや行動をボイスとして提出。太田校長の講演などを受講し、その変化をレポートで分析する。「当プログラムは、長期的に行う。理想は、月に1度の提出で、半年程度で成果が表れる」と説明する。


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     「日本の事故件数は先進国でワースト1位と言われるほど多い」と肩を落とす同社長。「近年、自動車メーカーは事故防止のため、衝突防止や自動運転など、様々な仕組みを構築しているが、あくまでドライバーの補助。日本の狭い道路事情など、まだ完全とは言い切れない」と指摘する。
     同社長は、「事故の原因は、約90%がヒューマンエラーと言われている」と続け、「たとえ技術があっても、運転中に漫画を読んだり、スマホを見たりすれば、当然、事故の原因になる」と説明する。「事故を防ぐためには、技術よりも先に、一人ひとりの意識改革が必要」とし、同社ではそれを「人間力」を高めると表現している。
     太田校長は、レーサーとして培った運転技術など、安全運転ノウハウを投入したレッスンを8年ほど前から開催。座学や技術向上のための実技訓練など、自ら講師として、ドライバーに伝えている。「多くのドライバーが『緊急回避』を経験したことがない」という同校長。「まずブレーキを踏み、対象にぶつかる直前でハンドルを切るのが正しい緊急回避」というが、「実際に必要になった時は、大抵のドライバーが逆をしてしまう。経験がないために、適切な緊急回避ができない」と危機感を示す。「2〜3回体験すれば、正しい緊急回避ができるようになる」
     「事故防止の本質は、トラックも乗用車もレーシングカーも、どんな車のドライバーでも同じ」と語る同校長。「ただ、一般車よりも、荷物や重さ、大きさの分、責任や危険性が増している。自分だけでなく、荷主や会社の仲間の生活がかかっている自覚とプライドを持つべき」と語気を強める。
     「トラックドライバーは、まさに運転のプロ。車間距離を適切に保って模範を示し、ウィンカーやライトで周りに知らせるなど、緊急事態を避ける手立てがあるはず」と、太田校長。「リスクに対する危機感を忘れないためにも、ぜひ当プログラムを受講してほしい」と、事故のない世界を目指し、今日もハンドルを握る。
    ◎関連リンク→ スポーツドライビングジャパン

     
     
     
     
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