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物流ニュース
シズナイロゴス AI活用し業務改善
2017年10月24日
シズナイロゴス(伊藤功一郎社長、札幌市白石区)は9月24日、札幌コンベンションセンターで「平成29年度交通安全・品質向上総決起大会」を開催。道内の各拠点から200人を超える従業員が参加し、交通事故防止と品質向上に向けた取り組みの発表や各種表彰のほか、同社が取り組んでいるAIを活用した業務改善の取り組みなどについて説明を行った。
伊藤社長は「上半期の業績は好調だが、全社的にチャレンジをしないところに大きな不満がある。作業や管理の生産性向上を目指して配送・構内作業にスマホなどを活用した業務改善を進めているが、スピードが遅い。AIやIoTの活用は世の中の主流になっているので早く本格的に取り組みたい。創造・新しいチャレンジができる会社なので、楽しく仕事をするためもっと考えてもらいたい」と述べ、「シズナイロゴスが進化するため、揺るぎない信念で常に時代の一歩先を目指す。新たな創造が大切。変わっていくことを楽しもう」と励ました。
近藤弘配車運行管理部長はスマホ配送支援システムについて説明し、「全社員間で情報共有し、高品質の配送・納品を楽に行うためのもの。AIにより配送順を自動で行うほか、詳細な配送時間予測や座標管理による誤配防止も可能になる。今後に向けてデータを蓄積し、機能も追加していくので、意見を出し合ってほしい」と協力を呼びかけた。
玉田和弥センター事業部長はセンター業務支援システムについて説明し、「誰でも、どこに、何があるかが分かり、作業効率の向上に資するもの。業務量・進捗の把握がリアルタイムででき、適正な人員配置ができるほか、ドライバーの集荷待機時間減少にもつながる。データが蓄積されれば、生産性に基づくシフト管理や集荷時間のコントロール、個人別生産性でのインセンティブ算出、給与管理にも生かせる」と述べ、来年度からの本格運用に向け準備を進めていることを報告した。
開校準備を進めていた「北海道HSL日本語学校」は、ネパールから初めての生徒を受け入れ、10月下旬から授業を開始すると報告。優良ドライバー表彰では吉津直樹(札幌支店)、松本啓卓(同)、北澤雄一(同)、坂本清智(同)、橋本憲(苫小牧支店)、杉本貴博(同)、小野正美(静内営業所)の各氏に表彰状が授与された。
伊藤昭人会長は「プロフェッショナルとは、輝ける場所をつくれる人であり、自分の仕事に信念を持つ人を指す。プロとしての誇りを持たず、何も考えない組織は負ける。プロとして自覚をもって仕事に励んでもらいたい」と訴えた。
◎関連リンク→ 株式会社シズナイロゴスこの記事へのコメント
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