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物流ニュース
シーエムオー分科会 中小運送業の生きる道解説
2017年11月16日
シーエムオー(川﨑依邦社長、大阪市北区)は10月4日、「生きる『働き方改革に対する中小運送業の生きる道』」をテーマに分科会を開催。川﨑氏は、労働時間に対する国の考え方や時代背景を説明して、「国が考えている長時間労働は、運送業とはズレている」とし、労基署による呼び出しや巡回などのパターンを紹介して「年々厳しくなる中で、運送業もできるところから対応していかないと今後、ますます対応が難しくなってくる」と強調した。
運賃交渉や労働時間の把握、経営マネジメントの重要性を訴えて、「一気にすべてを対応していくのは難しいが、少しずつ社員全員で話をしながら取り組まないといけない」と述べた。
中小運送業が直面している経営の現状では、「人材不足の上に運賃が上がらない。時間をかけてでもドライバーの質を向上させて、現状を見据えてアクションを起こしていかなくてはいけない」と指摘。中小運送業の生きる道として、給与改革事例と評価ポイント給を紹介し、「各社で業績給ルールと評価ポイント給の確立が大切。ドライバーの働き方によって売上総利益が変わる。会社の業績と連動する給与体系がポイントになる」と説明した。
川﨑氏は、中小運送業の生きる道は三つの原則からなるとして、『入るをはかって出ずるを制す』『心の持ち方を強くする』『コミュニケーションシステムを確立する』をあげ、「前に向かって進むと気持ちを決めて、ドライバーが武器になる組織づくりに取り組む必要がある」と持論を述べた。
◎関連リンク→ 株式会社シーエムオーこの記事へのコメント
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