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物流ニュース
OCHIS 健康管理テーマにセミナー
2017年11月17日
ヘルスケアネットワーク(OCHIS)は10月27日、大阪大学中之島センターで第12回OCHISセミナーを開催。今回のテーマは「運輸業界における次世代健康管理の必要性と対策~定期健康診断とSASにフォーカスした情報の一元化とは~」。
OCHISが現在、全ト協から事業受託している「運輸ヘルスケアナビシステム」の実証実験に基づき、浮上する運輸業界の現状と課題を定期健康診断とSASにフォーカスしながら、次世代に向けた運輸業における健康管理のあり方を提案した。
「運輸ヘルスケアナビシステム実証実験の中間報告と今後の展開」では、OCHISの作本貞子副理事長が、実証実験から見えてきた点や、今後の検討事項を報告。
事務局が平成28年度SAS検査結果・両輪会グループワークの総括と報告を実施した後、 今回新たに「ランチョンセミナー」が行われた。管理栄養士がメニューを作成し、栄養バランスに配慮した「ドライバー意識改革弁当」が提供され、参加者は武田裕理事長の健康マネジメントと事故防止対策についての講演に耳を傾けた。同弁当は、580キロカロリーで、さまざまな種類の食材を使用。不足しがちな食物繊維を補い、よく噛むことで満腹感が出るよう配慮された料理が用意された。
その後、国交省自動車局安全政策課課長の吉永隆博氏、全ト協交通・環境部付部長の大西政弘氏、大原記念労働科学研究所の酒井一博所長による三つの基調講演が行われた。
OCHIS保健師の黒田悦子氏が講演した「健診データを活用した健康推進と予防対策について」では、初診時の治療計画や特定保健指導の活用などについて説明があった。
事業者からの事例報告として、「SAS検査から治療までの管理者が行う社内展開について」 堀内運送経営企画室・人事課人事課長の三浦隆志氏が講演した。
作本副理事長は「今後、運輸ヘルスケアナビシステムをトラック以外のバス・タクシー事業者の方にも使っていただきたい」とコメントした。
◎関連リンク→ NPO法人ヘルスケアネットワーク(OCHIS)この記事へのコメント
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