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物流ニュース
田方自動車学校 小林淳一郎社長「人と事業者を繋ぐ」
2018年2月15日
「弊社の取り組みを物流業界の方々に、どれだけ周知していけるかが課題。人材不足や定着など、業界が抱える問題に少しでも貢献し、物流業界で働きたい人と物流事業者をつなぐ役目を果たしていければ」と話すのは、昨年10月に指定自動車学校としては初の学習サービスマネジメントの国際規格「ISO29990」の登録を受けた、田方自動車学校(静岡県函南町)の小林淳一郎社長。
同校ではこれまで、大型自動車免許取得の他、フォークリフトやクレーン、玉掛けなどの荷役系の資格取得にも注力。また、有料職業紹介や県の認定職業訓練校の認可取得などにも着手し、物流業界に関連した取り組みを展開してきた。
今回の認証は、同校が物流業での人材育成に特化したもので、同校が提供する職業訓練事業が審査・登録された。物流業での初心者を受け入れ、免許取得後に約1か月間の期間で、物流現場での技術や知識を教育。採用する事業者の教育時間やコスト面などの負担を軽減する目的がある。免許取得に主軸を置いてきた自動車学校が、物流業界の人材不足や定着化に向けた新たな試みとして、県内外から大きな注目を浴びている。
鋼材卸会社を経営する一方で、縁あって同校の運営することになったのが15年前。一度は廃校になりかけた同校を、地域に貢献したいという思いから再生。現在は地域住民に愛され、しっかりと根付いている。新たな事業を創造する中で、これまで注力してきた物流関係の資格取得を生かしたのが今回の取り組み。
「今年は蒔いた種に花を咲かせる年。物流会社への周知と仕組みを確立し、事業者と免許取得者の橋渡しになればと考えている。教育に専門性を高めて、私どもの独自のカラーを出していければ」と抱負を語る。
◎関連リンク→ 田方自動車学校
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