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物流ニュース
アサヒロジ 協力会社経営者懇談会「環境変化をチャンスに」
2018年2月20日
アサヒロジ(山﨑稔社長、東京都港区)は2月2日、品川プリンスホテル(東京都)で「協力会社経営者様懇談会2018」を開催、東日本地区の協力会社121社の経営者や経営幹部たちが参加した。
山﨑社長は開会のあいさつで、アサヒロジとして「グループ内の仕事の構成は、この10年間で酒類が8%減少する一方、飲料は75%増加している」と話し、酒類中心から『酒類+飲料水+食品』へと変化が進んでいると説明。
さらに「売上函数の構成比を大きく変化させながら10年間で売上函数は3.7億函から4.7億函に27%も増加している」と報告し「アサヒビールの成長にあわせ、アサヒロジもこの10年間で売上高が40%も伸び、2017年度は920億円に達した。グループの売上高はこの10年間で34%増加したが、一般の売上はそれを上回る53%増の317億円にまで成長した。2年後の2020年には年間売上高1000億円を目指す」と話した。この目標を実現するための基本的な考え方として「今後も1に安全、2に品質、3に効率で臨んでいく。中でも優先していくのは〝安全〟であり、これは永遠に変わることはない。特にアサヒグループはアルコール飲料を事業の柱にしている以上、飲酒、残酒に対しては特に厳しく対応している。今後、世間からその対応を強く求められていくということは間違いない」と理解を求めた。
最後に「色々な方たちから〝物流業界は厳しいね〟と言われるが、世間の物流の重要性に対する理解が進み、荷主の〝物流イズム〟に対する理解も進んだと考えられる。新約款は具体的にはなかなか進まないとは思うが、進むべき方向を国が後押ししているとも考えられる。また労働時間の指導は長い目で見れば物流業界で働く魅力を強めていく。こうした環境変化を前向きに捉え、今こそ、こうした変化を私たちの取り組みでチャンスに変えていかねばならない」。そして「皆様と成長していくことを目指しているのでご協力をお願いしたい」と語った。
このほか、グループの取り組みとして2018年実行計画として取扱数量予測や群馬県に新設した配送センターについて説明し、北海道、南九州、広島エリアの新拠点や富山の出荷エリア変更についても解説。一般営業の方針では現状と在るべき姿を話した。最重視する安全品質では「運転者に対する指導・監督の指針」等を説明し、「出前研修」を紹介、利用を促した。
引き続き、いすゞ自動車販売による「ドライバー不足といすゞの取り組み」と題した講演も行われ、懇親会では参加者同士による活発な名刺や情報の交換も行われていた。
◎関連リンク→ アサヒロジ株式会社
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