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    ミルボン 物流の最適化を探る、事業者から提案求める

    2018年5月10日

     
     
     

    ミルボン(佐藤龍二社長、東京都中央区)は、業務用ヘア化粧品の専業メーカーとして1960年に創業。単なるヘア化粧品メーカーではなく、美容師・美容室の繁栄を本気で考えてサポートする、「美容室の増収・増益のために貢献する企業」だ。独自の営業方針と製品開発の仕組みが支持され、2000年には国内プロユース市場トップシェアを記録している。同社の物流部門の取り組みについて、生産本部生産管理グループ統括マネージャーの小川晋一氏に話を聞いた。

    同社の物流拠点は、東日本物流センター(埼玉県加須市、2012年開設、1400坪)、中部LC(三重県伊賀市、11年開設、1900坪)、西日本物流センター(大阪市西淀川区、16年開設、1400坪)の3拠点で、保管倉庫として、ゆめが丘工場(三重県伊賀市)に自動倉庫を構える。

    一昨年の2016年、ゆめが丘工場を増設。小川氏は「同工場付近は、薬品や化粧品関係の製品を取り扱っている会社が多い。自動車での輸送には便利な場所」と述べる。

    同社の物流センターは全て外部委託し、3PL態勢を取っている(ノンアセット化)。以前は3拠点それぞれ別の物流会社に委託していたが、現在は2社に委託している。同氏は、「自前で資産を持つと固定費として負担が大きいので、外部委託で変動費としている」と説明し、「全て外部に預けると保管料が大きくなるので、工場に併設した自社倉庫で、ある程度保管している」と話す。保管能力は自社倉庫が計9万ケース、物流センターが計24万5000ケースという。

    効率化、最適化への課題として、「特に代理店を経由せず、サロンから直接注文を受けて直接届ける『オージュア』や『ミルボン』『ヴィラロドラ』といったプレミアムブランドは別々のIDになっており、一度にまとめて注文することができない」と説明し、「この部分の改善のために、ブランド別のIDをひとつにまとめることが可能になれば、サロン側も便利に使うことができる。そういった部分で物流業者からも積極的にご提案を頂ければありがたい」と話す。一方で、物流における過程について、「着荷主であるサロンでは運送会社の事情を考えることは少ないかもしれない」とも指摘する。

    同社では、物流業者との定例会を開き、課題の抽出と改善への取り組み内容とその結果について確認を行っている。「お客さんと物流センターの両方の声を聞きつつ、様々な意見を出し合う」とし、「お互い安全に効率よく業務ができるよう、輸送事故の話などを共有している」と話す。

    物流部門の環境負荷低減対策は、梱包箱のサイズ・材質の改善による緩衝材の削減や、元箱を詰め合わせ梱包箱として再利用。さらに、積載効率のアップによる便数削減に努めている。また、梱包の仕方を見直したことで破損防止など品質向上の効果が表れている。

    現在、同社では、中国や韓国、USA、東南アジアを中心に海外でも輸出量を増やしている。同氏は「当社の製品は決して安価なものではないが、それでも好調を維持し、輸出量を増やしている。ただ、そこでも、輸出の加工作業などで、人員の不足が課題となっている」と人手不足に悩む現状を話す。

    昨今の「宅配クライシス」をはじめとする物流危機については、「昨年から、物流費がコストアップし、今までと同様のサービスを受けることが難しくなっている。物流業界は厳しい現状で、早急に対策を考えないといけない」と述べ、「問題を解決していくためには、荷主企業と運送会社の協力が必要不可欠。目の前の仕事を優先しつつ、一つひとつ課題をクリアしていきたい」と語った。

    ◎関連リンク→ 株式会社ミルボン

     
     
     
     
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