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物流ニュース
佐川ら3社 関空ー京都間で手荷物即日配送サービス、貨客混載事業を活用
2018年6月5日
SGホールディングスの佐川急便(荒木秀夫社長、京都市南区)とエムケイ(青木信明社長、同)、JALエービーシー(黒瀬久敏社長、東京都中央区)は6月4日、関西国際空港︱京都市内間で貨客混載事業を活用した手荷物即日配送サービスを3社協同で開発し、3社による記者会見ならびに出発デモンストレーションを行った。
佐川急便では、東京都内で、すでに手ぶら観光サービスを展開しており、これを関空でも展開できないかと検討を進め、エムケイの空港乗合タクシー「МKスカイゲイトシャトル」に乗客と一緒に手荷物を搭載する貨客混載事業を活用した手荷物即日配送サービスの提供に至った。
会見で、エムケイの青木社長は「当社では30年前に貨客混載事業構想を行っていたが、当時は規制問題などから認められなかった。10年前から海外からの観光客が増加し貨客混載事業の構想を再び練っていて、今回、同サービスの開始に至った」と説明。
JALエービーシーの柏葉長執行役員は「当社の空港カウンターを窓口に、手荷物を即日配送することで、さらなる利便性と観光客の増加が望める」と話した。
佐川急便の内田浩幸取締役は「空港インフラを利用しての事業で、物流の効率化、労働力効率化などが図られる画期的な事業」と語った。
エムケイではドライバーを含めて10人乗りワンボックスカー(乗合タクシー・スカイゲイトシャトル)を京都から関空まで毎日40から60往復運行しており、空スペースを利用して手荷物を積載することができる。
また、荷物は午前11時に受け付けを締め切り、午後3時から同5時に佐川急便京都営業所に届けられ、ここから佐川急便が自社受け取り可能施設(3か所)に手荷物を届け、利用者が最寄りの指定場所で荷物を引き取ることができる。料金は、ボストンバック100サイズ運賃・1361円+空港手数料・648円の計2009円(税込み)。スーツケース140サイズでは、運賃1815円+空港手数料・同の2463円(同)。
同サービスは同5日から本格的に開始し、当面は1日1往復の運営だが今後、便数を増加していく予定。
◎関連リンク→ SGホールディングス株式会社
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