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    点呼に「睡眠不足」を追加、各社の対策は

    2018年8月2日

     
     
     

    点呼時の記録事項に睡眠不足の状況が追加された。運行管理の現場では睡眠チェックをどう捉え、取り組んでいるのだろうか。広島市の運送事業者に話を聞いた。

    域内の中堅事業者の担当者は、睡眠時間の聞き取りを含めたチェックを独自に「施行の1か月前から前倒しで始めた」と話す。同社では以前から点呼時に服装や髪の毛の寝ぐせ、顔色など細かい点にも注目し、気になる場合には詳しく聞いており、今回も「睡眠時間が短ければ、そこからさらに体調の良否を聞いている」という。会話の内容が濃くなることで点呼の質が向上し、乗務員と点呼者の関係も良くなると前向きに捉える。

    一方、小規模な事業者では「睡眠うんぬんはプライベートな問題。パワハラと取られたら困るし、どう過ごそうと私生活には立ち入れない。人手不足で代えの乗務員がいない中、例え睡眠不足とわかっても送り出さないといけないのが実情だ」(社長)と、厳しい配車の現状に顔を曇らせる。

    そんななか、仮眠による延着防止を目的に点呼時の就寝・起床時間、睡眠時間を申告させる取り組みを独自に2年前から行っている大手の事業者がある。睡眠が4時間未満の場合は対策として停車し、トラックから降りて携帯電話で運行管理者と会話させる機会を、距離別に定期的に設けており、結果として居眠り運転の抑止にもなっているという。同社では今回のルール改正にともなって点呼簿に睡眠確認の項目を追加しただけで、点呼の内容自体は従来と変わっていないという。

    睡眠は個人にとってプライベートな面との思いもあるのは確かだが、業務とも密接する大切な時間だ。一概に計れるものではない睡眠について他者がチェックすることは現状では難しい。しかし、これを具体的にどう安全と結び付けていくかが、トラック運送事業の発展に欠かせない要素となるのかもしれない。

     
     
     
     
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