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物流ニュース
富士運輸厚木支店 清水順一朗さん 二足の草鞋で会社支える
2018年8月10日
富士運輸(松岡弘晃社長、奈良県奈良市)の厚木支店に勤務する清水順一朗さんは、同支店で大型トラックを運転する傍ら、今、話題のユーチューバーとして活躍している。
「もともと車が好きだった」という清水さんは、6年前に大型のドライバーとして同社に入社した。
主に大阪と東京間の幹線輸送を担っているという清水さんだが、日夜フリー便として動いているので、北は東北、西は九州まで、国内を幅広く回っている。
清水さんが二足の草鞋を履くようになったのは、1年半前。「荷待ち時間などの空き時間に何かできないかと考えていた際、思いついたのがユーチューブだった」と振り返る。
同社に入社前に友人とネット関連の事業を行っていたこともあり、インターネットには、ある程度の知識があったという清水さん。ただ、当初はユーチューバーには抵抗もあったようで、戸惑いも感じていたという。
それでもやってみたいという欲が勝ち、「当時、中学生だった息子の意見を聞きながら見よう見まねで始めた」と、打ち明ける。
ペットや趣味の自転車のことなど、色々なテーマで動画を投稿していたという清水さんだが、テーマの絞り込みの必要性と、自分の仕事を生かせると考え、テーマをトラックに絞った。その結果、清水さんのサイトの登録者数は日に日に増えていった。
現在、清水さんが開設する「shimijun‐ch」への登録者数は約2万人で、再生回数は1338万回(6月15日現在)に上る。
清水さんによると、1作品で10万再生がヒットと言われているそうだが、これまで約120本を投稿した清水さんの、1本あたりの平均再生回数は11万回と、ヒットの目安である10万回をクリアしている。今は、トラックだけでなく、乗用車にもテーマを広げている。
最初は会社に内緒で始めたという清水さんだが、人気とともに社内に知れ渡り、今では、松岡社長公認のユーチューバーで、時には、同社長からのリクエストもあるという。
この日は、東京・港区にある六本木ヒルズのユーチューブのスタジオで、清水さんを取材した。清水さんは、「ユーチューバーとして、登録者数を年内に2万5000人まで増やしたい」と話す一方、「この仕事があるからこそ、ユーチューバーとしての活動もできる」とし、「今後もドライバーとして、富士運輸で働いていきたい」と、2足の草鞋でしっかりと会社を支えていく考えだ。
◎関連リンク→ shimijun‐ch
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