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物流ニュース
やまぜんホームズ 前野一馬社長「物流用地を不動産事業の柱に」
2018年8月15日
「当社は住宅会社なので、住宅用地を取得する過程の中で、最近は住宅用地以外でも紹介を受けるようになった。また、時代の流れとしても、物流の集約化をはじめ、政府の動きも活発化しているように感じている。これからは物流用地にも注力したい考えから、名古屋本社(名古屋市中区)も据えて本格的に動いていきたい」と意気込むのは、三重県を中心に愛知、岐阜、滋賀などで、住宅販売や用地取得を展開する、やまぜんホームズ(三重県桑名市)の前野一馬社長。これまでの住宅販売と並行して、これからは物流関連の用地取得や提供を、不動産事業の柱にしていく。
同社は「10年先もお宅でお会いしましょう」をモットーに、常にお客様との信頼関係を大切にし、建てた後のアフターメンテナンスを特に重要視している。創業者で現社長の前野氏は、昭和24年に桑名市で農家の長男として誕生。中学卒業後、鉄工所に就職。「いつかは独立し、財を成し、成功してみせる」と夜間高校に通いながら決意し、心に決めていた29歳で独立する。当時は、住宅一本の仕事ではなかったが、数々の事業を手掛ける中で、「人々に夢を与える仕事」として、住宅業を専門に躍進。常に笑顔を絶やさない前野社長は「やまぜん親父」として、関わった全ての人々に親しまれている。
前野社長は、今後の物流用地に関する展望として、「主要都市の高速道路のインターチェンジ(IC)5km圏内で、動きが活発になってくると考えている。最近でも弥富IC近くで約1万坪の用地を取りまとめ、当社としても第1弾となる大型案件となった。これを機にエリアを拡大しながら、物流事業者に用地を提供していければ」と話す。特に京阪神から中部地区にかけての情報収集には、同社としても注力していく方針。また、物流施設を扱う国内大手住宅総合メーカーとの連携強化や、外資系企業との関係構築も視野に入れている。
前野社長は「現在、運送業と併せて倉庫業も手掛けている物流会社が、業績を伸ばしていると把握している。倉庫業を検討していたり、物流用地を探している事業者様がいらっしゃれば、当社に相談していただければ」と呼びかける。
人とのつながりを大切にする前野社長。用地の提供を通して、物流事業者との懸け橋になる。
◎関連リンク→ 株式会社やまぜんホームズ
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