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物流ニュース
中小企業大学校直方校 研修で「現課題の見える化が重要」
2018年8月27日
【福岡】中小企業大学校直方校(奥田裕二校長、直方市)は全4日の日程で「利益を生み出す業務改革・トラック運送業」の研修を開催。7月17日と18日に第2回となる研修を行った。講師は、前回と同じく近代経営システム研究所の森高弘純社長が務めた。
同社長は前回までの話を振り返り「見える化はそれ自体が改善効果を持つ」とし「現在の課題を、誰が見ても分かるようにする事が重要」と述べた。
今回の研修は、前回研修で参加者が自社の課題と解決のために設定したKPI(重要業績評価指標)について、グループ内で発表する事からスタートした。各グループで話し合いが行われる中、同社長からは「KPIの設定の前に、原因の掘り下げを徹底的にしなければ、効果の期待できるKPIが設定できない」と指摘があった。また「改善のために荷主企業の協力が不可欠な場合は、現状と課題を提示し、協力が必要である旨を荷主企業に宣言してから取り組まなければうまくいかない」との注意もあった。
初日は各グループでの話し合いと、代表ケースに対する全体でのディスカッションが行われた。2日目は、改革を推進するためのPDCAサイクルや人材育成、荷主との連携による改善についての研修が行われ、KPIによる業務改革事例やITを活用した業務改革事例なども紹介されつつ、改革の進め方に関して研修が行われた。
どのグループでも全4日間にわたって活発な意見交換が行われ、自社に持ち帰って実践可能なレベルの研修結果が得られた。
◎関連リンク→ 中小企業大学校
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