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物流ニュース
アサヒロジスティクス 「嵐山花見台保育園」で企業内保育を開始
2018年10月3日
アサヒロジスティクス(横塚元樹社長、埼玉県さいたま市大宮区)では、今年1月から企業内保育「アサヒキッズランド嵐山花見台保育園」を花見台共配センター内に開園した。
この保育園は同社が行っている社内教育「アサヒ人財育成大学」がきっかけで開園した。執行役員の井上秀雄新規事業準備室室長を中心に部長以上の役職の3人のメンバーが、「社員に会社をもっと好きになってもらおう」という企画のもと、様々な案を出し合って生まれたアイデアだ。準備期間1年半で開園までこぎつけた。
井上室長は「どうやったらもっとアサヒを好きになってもらえるか考えた結果、利用できそうな制度を調べると、企業内保育園ができそうだとなった」とし、「従業員への福利厚生として始めたので、営利を求めなくてはいけない保育園事業より『おもてなし保育園』を追求できると思う。今は保護者の要望を聞きつつも、園児たちが楽しいと思える保育園を作っていきたい」と話している。
福利厚生の一環として始められた利点で、通常よりも保育料金が低く設定されている。また、同保育園では、保育士10人に加え、一般の保育園でも少ない看護師が常駐している。
保育士の志村淳子主任は、企業内保育のメリットとして、同じ会社内に保護者がいる点を上げる。「子どもの急な発熱はしょっちゅうある。その時、保護者にすぐに連絡できるのは企業内保育園だからこそ」としている。また、「通常の保育園だと、保護者が時間内に迎えに来られない時がある。しかし、企業内保育であれば同じ会社なので保護者のシフトが分かっている点もありがたい。急な残業などが入っても、すぐに連絡が入る」と同主任。また、そのような急な残業や、休みの日に預けたい場合に備え、延長保育や一時保育にも対応している。
同社の社員である保護者からは、「朝、一緒に通えるのがうれしい。帰りも仕事の終わりに、他の場所に迎えに行かなくてもいい」という言葉が聞かれる。今後、子どもを持つことになる若い世代にとってもプラスになる。企業内保育園で子どもを預けながら育てる先輩の姿は、自分が親になった時のイメージを育てやすいだろう。
井上室長によると、現在、同社社員枠、地域枠の定員19人の枠は、すでに埋まっているが、今後は同社の各拠点に保育園の設置を検討していくとしている。
◎関連リンク→ アサヒロジスティクス株式会社
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