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物流ニュース
フルタイムシステムなど4社 配送ロボットを活用
2018年10月1日
フルタイムシステム(原幸一郎社長、東京都千代田区)は9月28日、日立製作所(東原敏昭社長、同)、日立ビルシステム(関秀明社長、同)、アイホン(市川周作社長、愛知県名古屋市中区)と配送ロボットを活用したマンション内宅配システムの開発における協創を発表した。
同ソリューションは、宅配ボックスへ荷物が入ると、入居者へアプリで宅配通知が入り、自宅インターフォンからロボットへ荷物の移動を指示し、部屋で受け取るという形を想定している。開発は、居住者用アプリや宅配ボックスなどをフルタイムシステムが、インターフォンをはじめとした住戸内システムはアイホンが、エレベーターや配送ロボットなどの制御システムは日立グループが担当する。
同ソリューションは宅配ボックス内部が荷物で満杯になるのを防ぎ、居住者も荷物運搬の負担を軽減するといった狙いがあるという。
フルタイムシステム広報室の草野美佳氏は「帰ったとき、重い・大きい荷物が宅配ボックス内にあるのを発見すると、つい後回しにしてしまうという居住者の話も聞いている。こうした荷物の運搬をロボットが請け負うことで、CO2の削減や労働時間削減といった配達の問題はもちろん、セキュリティや利便性の向上といった面で居住者にも貢献できる形を作っていきたい」と話している。
システムは2021年に完成予定で、タワーマンションなど高層建築物を基本に提供していく予定だという。
◎関連リンク→ 株式会社フルタイムシステム
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