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物流ニュース
ドライブ・カメラ 主力商品2種、2台のカメラで録画
2019年1月7日
ドライブレコーダーを専門に開発しているドライブ・カメラ。主力商品の「WITNESSⅣ(ウィットネス・フォー)」と「SamlyⅡ(サムリーツー)」は、「部品などを共通化させているため、見た目や機能はほとんど同じだが、通信方法が異なる」という。
「ウィットネス」はドライバーのタブレットやスマートフォンを介してWi―Fiで情報を送信するが、「サムリー」は3G回線で直接通信。桑原康郎社長は、「機器自体がスマホ端末のような位置付けで、通信会社と契約が必要」とし、「指定がなければドコモ回線になるが、ユーザーがすでに特定の通信会社と取引がある場合は、その回線を利用可能」と話す。
両商品は、2カメラ2スロットで、「同じ映像を、1枚は高画質、もう1枚はサーバー送信用の低画質と、2枚に分けて録画する」という。「事故が起きた時、鮮明な高画質映像が必要だが、サーバーに送るには負荷が大きい。高画質で録画した映像を送信用に圧縮する他社製品とは異なり、高画質で録画し続け、必要な情報だけをサーバーが取得できるため、活用の幅が広がるはず」と説明する。
サーバーに保存できる件数は1車両あたり300件。「設置台数で保存できる件数が増え、その件数は設置するすべてのトラックでシェアできる。例えば、設置台数10台なら合計3000件保存でき、1台のトラックが危険運転を繰り返していた場合でも、300件を超えて保存が可能」という。
「SDカードは抜き差しで摩耗しやすいため、基本的に入れっぱなし。紛失や盗難を防ぐため、特殊なネジでロックする」と同社長。「フォーマットもほとんど不要で、水没にも耐えられる特注の部品でデータを守る」と話す。
現在は2カメラ対応だが、「年内をめどに4カメラにも対応する」という。特殊なカラー赤外線を搭載したモデルや防水カメラなども用意。「キヤノンのカメラに使われているものと同じレンズを使用しており、雨天時や夜間でも鮮明な映像を録画できる」。
また、USB・RS232C入力機能を搭載しており、免許証リーダーや簡易デジタコなどと連携も可能。同社長は、「ユーザーの要望に合わせたカスタマイズも相談に乗れる」と、自社開発のメリットを強調する。
同社は物流システムの開発を手がけるタイガー(同千代田区)と提携。「取得したデータを物流企業が、どのように生かすのか、当社には未知の領域だった。タイガーの協力で、物流企業にとって使いやすい様々なシステムも同時に提供できる」
◎関連リンク→ 株式会社ドライブ・カメラ
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