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    物流業界の「見える化」 効率化への大きな一歩に

    2018年12月3日

     
     
     

     多層構造化が問題となっている物流業界にとって、荷主の立場では「いま荷物は、どこにあるのだろう?」という悩みは常につきまとう。荷主にとって配送の「見える化」は重大な関心事と言えるだろう。運送事業者にとっても配送状況を「見える化」できれば、物流効率化の大きな一歩となり、それだけドライバーの働き方改革につながる。物流業界の「見える化」について調べた。

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     パナソニックは1日から、ゼテス社の「ゼテスクロノス」システムを活用した「配送見える化ソリューション」を、メーカー、卸、小売りなどの荷主(出荷企業)や3PL向けに提供している。ハードウェア(頑丈ハンドヘルド端末)「タフブック」、サービス・サポートを含めた「配送見える化ソリューション」で、メーカー、卸、小売りなどの荷主と、3PLや運送会社、ドライバーの業務効率化を実現する。運行管理者のPCと、ドライバーのハンドヘルド端末を、クラウドサーバーを通じて相互連携させることで、配送状況や配送作業をリアルタイムに見える化でき、荷主でも運送会社でも、状況が即座に分かるため、配送効率向上・問い合わせ対応の迅速化が可能になる。配送業務を複数の運送会社に委託し、配送状況が把握できていない荷主の課題解決にも対応する。

     東芝デジタルソリューションズは昨年11月から、温度管理輸送を必要とする食料品や医薬品などを取り扱う物流企業向けに「輸送品質見える化・分析クラウドサービス」の販売を開始している。「輸送品質見える化・分析クラウドサービス」は、冷凍・冷蔵食品、生鮮食料品、酒類、医薬品、フィルムなどの化成品のように、日常的に輸送環境状態を把握する必要がある荷物について、温度や湿度、衝撃など輸送環境情報と輸送業務情報の「見える化」と分析を可能にする。「荷物や車両に取り付けたセンサー機器から、輸送環境の温度、湿度、衝撃データをクラウド上に収集し、上限・下限の管理ルールと輸送業務情報との関係を可視化・分析することで、サービスを利用する物流企業の輸送品質の維持・改善活動を支援する」という。

     国交省でも「見える化」には注目している。トラック運送における生産性向上方策に関する手引きによると、「(生産性を向上させるためには)積み下ろし時の実態把握を実施することが必要。具体的には積み下ろし時間中の具体的な作業(受付、荷役、検品、付帯業務)や待ち時間(荷待ち時間など)を運行記録計(デジタコ)の活用(ユーザー設定可能なボタンを活用)や、現場の実態を把握しているドライバーからの聞き取りなどにより明らかにし、 荷主、トラック運送事業者の双方で情報を共有することが必要としている。これはドライバーの作業の「見える化」が必要というもの。

     「効率化方策の導入に向けては、発荷主、着荷主、トラック運送事業者の三者の協力が必要であるが、トラック運送事業者は効果の把握が可能となるように原価計算を行い、ドライバー1時間当たりのコストや車両1時間当たりのコストを算定しておく必要がある」としている。

     
     
     
     
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