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物流ニュース
九運局 鉄道モーダルシフトセミナー「人手不足に負けない」
2019年4月4日
九州運輸局(下野元也局長)は2月27日、日本貨物鉄道九州支社(姫野健士支社長、北九州市)との共催で、モーダルシフトの受け皿の一つである鉄道貨物輸送への転換の第一歩とすることを目的として、「鉄道モーダルシフト利用促進セミナー」を開催。会場となった福岡貨物ターミナル駅には、多数の荷主企をはじめとする物流事業者が集まり、座学、見学会、個別相談会を通してモーダルシフトへの理解を深めた。
冒頭、同運輸局の阿部雄介交通政策部長が「物流をとりまく様々な問題に対し、抜本的な解決が求められている。環境対策も喫緊の課題で、垣根を超えた連携が必要となっている」とあいさつ。座学では、同局の環境・物流課による「モーダルシフト推進施策について」の講演および、JR貨物九州支社による「鉄道コンテナ輸送について」の講演が行われた。
講演の中で、ドライバー不足などを背景に、鉄道・内航海運の輸送トンキロが増加傾向にあることや、物流総合効率化法に基づいた輸送の効率化・省力化に向けた支援内容などが紹介され、「人手不足に負けない物流のための施策を行っていく」と述べられた。
JR貨物からは鉄道コンテナ輸送の推移や仕組みなどが説明されたほか、交通渋滞などの影響がなく、定時運航率が90%台で、計画的な出荷に最適な輸送方法であることなどがメリットして挙げられ、実際の成功事例も多数紹介された。
見学会では、福岡貨物ターミナル駅内の鉄道コンテナなどを見学。その後は個別相談会へと移った。
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