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物流ニュース
ALSOK ドライバーの安全対策に特化、モバイルセキュリティ「まもるっく」
2019年6月21日
多様な働き方が求められ、女性や高齢者をドライバーとして積極的に雇用する動きもみられる中、ALSOK(青山幸恭社長、東京都港区)では、トラックドライバー向けにモバイルセキュリティ「まもるっく」を販売している。
「まもるっく」の特色は、単にドライバーの位置確認ができるだけではなく、ドライバーに何かあったとき通報できるといった安全対策に特化している点だ。
「まもるっく」は、もともと高齢者や子どもを見守るために開発された商品。送迎を行う幼稚園バスに利用できないか望む声が聞かれ、ドライバー向けに発売を開始した。
110番や119番の緊急連絡先の他に、営業所や荷主からの着信を想定し、着信できる連絡先を8件登録できる。ハンズフリーで会話でき、ドライバーの携帯電話を取り出す際のよそ見を心配しなくていい。
あおり運転などドライバー同士では解決できないような緊急時には、中央のボタンを長押しするだけで、ALSOKへ通報することができる。警備員の出動は有償になるが、もしもの時は警備員が問題解決のために動いてくれる。(一部地域除く)
「まもるっく」の本体端末は小さく、GPSを利用した現在の位置検索が何度でも行える。顧客からドライバーの位置確認を受けた時、わざわざドライバーに電話をかけて確認する手間がなくなるので、ドライバーや配車係のストレスも減るだろう。
また、端末自体に振動を感知する機能がある。ボタンを押せない状況である事故や転倒などの振動を感じた場合、ALSOKコールセンターから、「まもるっく」を持つドライバーへ応答を求める通話が入る。もし、ドライバーが無事ならば自分で応答し、警備員が駆け付ける必要はないと告げるだけでいい。
ドライバーはひとりで仕事をする時間が長い。「まもるっく」は女性や高齢ドライバーだけではなく、すべてのドライバーたちのお守り代わりとなると期待される。
◎関連リンク→ 綜合警備保障株式会社
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