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物流ニュース
NEXCO東日本 交通対策テスト、東京五輪の混雑回避を
2019年8月1日
東日本高速道路(=NEXCO東日本、小畠徹社長、東京都千代田区)は7月31日、令和元年度定例記者会見で、「東京2020大会に向けた交通対策テスト実施時の交通混雑状況」について発表。交通対策テストは7月24日と26日に行われ、都心方向へ向かう交通抑制のため、5か所の料金所とJCTの手前から車線規制を実施した。
7月24日の朝方のみテストを行った「外環道川口JCT手前」では、通常時2車線を1車線に規制した結果、午前6時半から同8時40分まで渋滞。渋滞長は最大5kmで通過所要時間は約20分だった。26日の夕方に行った「関越道上り鶴ヶ島JCT手前」では、3車線を2車線に規制した結果、午後3時20分から同7時15分まで渋滞。渋滞長は最大18kmで通過所要時間は約100分だった。
7月24日と26日の正午~午前零時にテストを行った「東北道上り浦和本線料金所手前」は、専用5レーン・一般3レーンを専用2レーン・一般1レーンにした結果、24日は午前9時40分から午後8時35分で渋滞。渋滞長は最大12kmで通過所要時間は約30分。26日は午前5時35分から午後9時15分で渋滞し、渋滞長は最大15kmで通過所要時間は約20分だった。
同じく「常磐道上り三郷本線料金所手前」では、専用5レーン・一般3レーンをそれぞれ2レーンにした結果、24日は午前9時5分から午後9時10分で渋滞。渋滞長は最大15kmで通過所要時間は約90分。26日は午前5時50分から午前7時30分で渋滞し、渋滞長は最大5kmで通過所要時間は約10分。
「第三京浜上り玉川本線料金所手前」では、専用4レーン・一般2レーンをそれぞれ2レーンにした結果、24日は午前6時30分から午前8時40分で渋滞。渋滞長は最大5kmで通過所要時間は約20分。26日は午前6時25分から午前8時45分で渋滞し、渋滞長は最大6kmで通過所要時間は約20分となった。
同社では、これらの交通対策テストを踏まえて、東京2020大会で交通混雑が発生しやすい箇所において、一定の交通量を超えた時点で、渋滞を未然に防ぐために効果的な入口を閉鎖。交通量が増加し続ける場合には、入口閉鎖の箇所を追加していく考えだ。
◎関連リンク→ 東日本高速道路株式会社
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