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    初任者指導 先輩、リーダーの思い

    2019年10月16日

     
     
     

    広島県中南部の運送会社でこんなことがあった。「新人の横乗りをさせたベテランのドライバーが『へたくそ』『運転させんほうがいい』と報告してきた。その新人は研修中に辞めたが、指導したドライバーが『辞めてよかった』などと言って、がっくりきた。貴重な新人なのに、指導が難しい」と社長はぼやく。

     初任運転者への座学での指導時間は「6時間以上」だったが、平成29年3月から「実車を用いることを含めて15時間以上」に変更。さらに「実車の運転20時間以上」も新設され、ドライバーの育成にかかる時間が増大した。

     経営者ならば初任者を戦力に育てたい思いから、長い目で指導することができるだろう。しかし、先輩ドライバーはどう思うのか。冒頭のような人材育成に消極的とも思えるドライバーには、指導時間の増大はストレスなのかもしれない。

     広島ナンバーの40代ドライバーは、「時間に追われる現場だと、つい指導が感情的になる」と難しさを語る。一方で、神戸ナンバーの大型トラックに乗る50代ドライバーは「新人育成は絶対に必要なことで、嫌だと思ったことはない。成長ぶりを見ると、こちらにも達成感がある」。また、地場配送の50代ドライバーは「指導時間うんぬんより、安全が最優先」と、指導時間が長くなったことよりも、その中身や重要性を重視しているようだ。

     一方、リーダーはどう考えるのか。大手A社では、新人研修は専任の研修担当者が指導。時間内に構内で基礎的な運転技能の講習がある。各配属先での横乗り指導では同社独自の「ドライバーチェック表」をもとに指導。最終的には各営業所の運行管理者が見極めを行い、独り立ちとなるそうだ。

     同社の安全部門の責任者は「横乗り指導には適格者を充てるよう、月例の責任者会議で要請している。入社1年目の事故率は30%。少し慣れた3か月目くらいに本社の安全部門社員を出向かせ、横乗り指導する」。ほかにも、「指導するからには新人以上の勉強が必要。その点でも指導者が勤勉であることが求められる」と話す。

     また、中堅B社の社長は「新人の技量などを見極めながら、ルートに応じた人を充てることから始める」とし、「指導にはたくさんの時間が必要だが、それは指導者、新人のどちらにとっても財産になるはずだ」と話す。

     
     
     
     
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